同氏は、21世紀の新しいコミュニケーション手段として「WOM」(Word of Mouth=口コミ)を紹介。アメリカで10人に1人の割合でいるとされ、残りの9人の行動に影響を与え情報を伝搬する人々を「Influencers」(インフルエンサーズ)とした上で、「これまでのマーケティングは、新商品を意欲的に買うアーリーアダプターに焦点をあてることでインフルエンサーズにフォーカスしてきたつもりだったが、実際は違った。アーリーアダプターやトレンドセッターなどは、興味を示した物を他人に紹介することはしなかった。これからは残りの9人、フォロワーにフォーカスしなければいけない」と述べ、これまでのマーケティング手法が通用しなくなってきている現状を指摘した。