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【BREW 2005 Conference】
バンダイ、米国向けにカスタマイズした「たまごっち」

 バンダイのグループ企業で、米国市場で玩具販売などを手掛けるBANDAI AMERICAのブースでは、米国の携帯電話向けに配信しているさまざまなゲームコンテンツが紹介されていた。

 展示されていたゲームは、日本でも人気を得たアクションゲーム「DOUBLE DRAGON」などで、中でも本イベント開催にあわせて発表された「TAMAGOTCHI(たまごっち)」は来場者から問い合わせが多いコンテンツだという。

 「たまごっち」は、専用の携帯機器で爆発的な人気を得た飼育ゲーム。今回の米国版は、日本の携帯電話向けに提供されているオリジナル版と異なるポイントがいくつかあるという。その1つは、キャラクターのグラフィックを往年のドットキャラクターに変更できるモード。そしてもう1つが「キャラクターの睡眠をスキップする機能」だ。

 特に後者については、「米国の携帯電話では、待受状態などバッググラウンドで動作させようとしても、対応できない機種が少なくない。アプリを起動しているときのみにプレイするという形では、キャラクターの睡眠時間はスキップできた方が良いと判断した」という。待受アプリがバッググラウンドで動作しないケースに対応するため、アプリ側で端末側の時刻を取得して、一定時間経過していれば、キャラクターが成長するようになっているという。

 頻繁にプレイしないケースを考慮して、「放置期間が長ければ飼育しているキャラクターは死んでしまうが、オリジナル版よりも米国版は死ぬまでの期間を4倍に設定している」(同社スタッフ)という工夫が凝らされているとのことで、米国市場に合わせてカスタマイズされたコンテンツとなっている。


ブース DOUBLE DRAGON
 BANDAI AMERICAブース。「TAMAGOTCHI」のロゴは日本と趣きが異なる  アクションゲーム「DOUBLE DRAGON」

TAMAGOTCHI グラフィック変更
 米国向けに登場した「TAMAGOTCHI」  飼育するキャラクターのグラフィックを変更できる


URL
  BANDAI AMERICA(英文)
  http://www.bandai.com/

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(関口 聖)
2005/06/03 16:08

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