広場で目を引くのは、松下電器の20×8m(幅×高)、840インチという巨大な「エキスポビジョン」。高輝度LEDを採用し、HD対応の高精細な映像が屋外でも楽しめる。エキスポビジョンから芝スペースを挟んで反対側にブースを構えるNTTドコモは、携帯電話から投稿した写真とメッセージをエキスポビジョンに映し出す「Merry from you, and to the world」という来場者参加型のイベントを計画している。ドコモブースのディスプレイには投稿用のQRコードやURLが表示されていた。また、エキスポビジョンを利用した文字並び替えクイズの正解を携帯電話から投稿する、という企画も用意されている。
ドコモブース側を背にし、巨大な「エキスポビジョン」を見たところ。映像はとても綺麗
ドコモブースのディスプレイにはイベント内容が告知されている
ドコモはこのほか、会場を観察しながら各種情報も確認できる「EXPO PLAZA SCOPE」を同社ブース横に設置。双眼鏡のような装置を覗いて周辺を観察すると、レストランやパビリオンなどに関する情報が表示されるというもの。冷凍マンモスの頭部が展示されている「グローバル・ハウス」の情報を表示すると、どこからともなくマンモスが現われ歩き始めるといったような、合成映像による演出もある。また、双眼鏡台の前後にスピーカーが設置され、より臨場感を高めているようだ。画面左下に表示されるレーダーに従い双眼鏡を左右に移動させ、すべての情報を表示させると終了となる。
「EXPO PLAZA SCOPE」は、携帯電話事業を手がけるドコモとは一見関係のないアトラクションに思えるが、現場のスタッフによれば、携帯電話で覗いたり撮影したりすれば被写体の情報が得られる、といった将来的な構想も含めた実験的装置という。