人気を集めていたのは、薄型ストレートボディのGSM端末「SLVR V8」だ。同端末は、2月に開催された「3GSM World Congress」にも出展されていたが、今回の展示では、ケース内ではなく実際に触れられるようになっていた。ただし、実機ではなくモックアップとなっており、質感のみをアピールする形になっていた。派生モデルとなる白いボディの「V280」と金属的なシルバーボディの「V270」も同じくモックアップで出展されていたが、こちらも「SLVR V8」と同じく人気を集めていた。
ユニークな展示としては、BluetoothとGSM方式の“デュアルモード”と銘打った端末「V560」が用意されていた。同端末は、「UMA」と呼ばれる通信規格に対応したもの。UMAとは、Unlicensed Mobile Accessの略称で、ノキアやモトローラ、Cingular Wirelessなどが参画する団体が策定した仕様であり、家庭や職場では携帯電話から無線LAN、あるいはBluetoothで音声通話やデータ通信ができる。移動時は、従来通りGSM方式のネットワークを使う形になる。