【CeBIT 2005】モトローラブースに謎のiTunes Music Storeのコーナー

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【CeBIT 2005】
モトローラブースに謎のiTunes Music Storeのコーナー

モトローラのブース

iTunes Music Storeのコーナー

　端末の世界シェアでノキアに次ぐ2位のモトローラ。現在、ハイスペック端末で一気に躍進した3位のサムスンと激しい2番手争いを繰り広げている。そんなモトローラブースで話題になっているのが、ブースの中に、iTunes Music Storeのコーナーがあることだ。まもなく発表と噂されるモトローラ製のiTunesケータイが展示されているのかと思いきや、端末の姿はいっさい見られず、ただ数台のMacが置かれているだけ。この状況に、「ほのめかしでは」「発表がなんらかの事情で中止になったのでは」と報道陣からも憶測が飛び交っている。スタッフに話を聞くと、「このCeBIT期間中に端末が発表されることはない。夏になればすべてがわかるだろう」とのこと。「ではなぜこんなコーナーがあるのか」と突っ込んだが、「それについては私も知らない」とかわされてしまった。

　今モトローラで一番ホットな端末として、全世界でヒットしている薄型のデザイン端末「RAZR V3」のW-CDMA/GSM対応版「V1150」が発表された。マクロ撮影機能付きの2メガピクセルカメラ、64MBの内蔵メモリを搭載し、Bluetooth、mini USBをサポート。TransFlashスロットも備える。出荷は第4四半期。

　欧州では、W-CDMAのエリアが急速に拡大していることもあり、端末メーカー各社はこれから数年間、壮絶な買い換え需要の争奪戦が起きると考えているようだ。モトローラも例に漏れず、GSMでヒットしたRAZRを間髪入れずに3G端末市場にも投入し、ライバルのノキアやサムスンに比べて、3G端末のラインナップの広がりという点で若干出遅れた感のあるW-CDMA端末市場で追い上げたい、といったところだろう。


RAZR V3のW-CDMA/GSM版、「V1150」	薄型のデザインは健在

　このほか、W-CDMA/GSMの3メガピクセル機「E1120」や、1.2メガピクセルカメラ搭載のW-CDMA/GSMのボーダフォンカスタマイズ端末「V1050」、最大3.6Mbpsで通信可能なPCカード型HSDPA端末もケース内でモックが展示されていた。E1120、V1050は第3四半期、HSDPAカードは第4四半期に出荷予定だという。


3メガピクセルカメラ搭載のW-CDMA/GSM端末「E1120」	丸みを帯びたデザインだ


ボーダフォン向けの1.2メガピクセルカメラ搭載W-CDMA/GSM端末「V1050」	第4四半期に欧州市場投入予定のPCカード型HSDPA端末

■ ＵＲＬ
　モトローラ（英文）
　 http://www.motorola.com/
　 CeBIT 2005（英文）
　 http://www.cebit.de/

（伊藤大地）
2005/03/14 15:47

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