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【3GSM World Congress 2005】
サムスンブースは液晶回転型W-CDMA端末と地上デジタル端末

 サムスンは、液晶が90度回転するストレート型の「SGH-Z130」をはじめとしたW-CDMA端末と地上デジタル放送対応端末の試作機を展示。ユニークな発想の「SGH-Z130」は来場客、プレスからも注目を浴びる一台となった。

 「SGH-Z130」はストレート型で液晶部分のみが90度回転する“ハンマーヘッド型”のW-CDMA/GSM端末。112×46×20mm、120gとW-CDMA/GSM端末としては小型なのが特徴。1メガピクセルカメラを搭載するほか、ディスプレイには26万色表示、176×220ドットのTFT液晶を採用。MPEG-4形式の動画記録機能やMP3プレーヤー機能、Bluetooth、USBマスストレージにも対応する。


液晶部分のみが90度回転する“ハンマーヘッド型”のW-CDMA/GSM端末「SGH-Z130」 通常のスタイルでは、ストレートタイプ

背面にカメラを搭載している

 このほかW-CDMA端末としては、1メガピクセルカメラにMP3プレーヤー機能を搭載した標準的なスペックとなる「SGH-Z500」と、それに加え、ステレオスピーカー、デジタルパワーアンプなどサウンド面で強化を図った「SGH-Z300」の2機種が出品された。


標準的なスペックのW-CDMA端末「SGH-Z500」 、1メガピクセルカメラにMP3プレーヤー機能を搭載

サウンド面にこだわった仕様の「SGH-Z300」 ステレオスピーカー、デジタルパワーアンプなどを搭載

地上デジタル放送受信端末。液晶の応答速度も速く、動画再生の質は高い
 地上デジタル放送受信端末のデモも行なわれたが、こちらは参考出品となり、具体的な商用化時期は未定。しかし韓国では、今春にもモバイル向けの地上デジタル放送が開始されるため、出荷時期はそう遠くないと見られる。

 全体的にはInternational CESなどに比べるとずいぶん控えめだった印象はぬぐえない。アメリカでは韓国企業のブランド認知度が急激に上昇しているが、まだヨーロッパではノキア、モトローラといった老舗に人気が集中する傾向にあるようだ。



URL
  サムスン電子(英文)
  http://www.samsung.com/

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(伊藤 大地)
2005/02/17 11:40

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