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「WPC EXPO 2004」の展示会場には、多数のメーカーが出展している。携帯電話関連サービスやモバイル機器を展示しているブースをご紹介しよう。 ■ カシオ、業務用PDAや非接触IC搭載腕時計などをアピール
「DT-10」は、作業現場などの悪条件での使用を想定し、堅牢性を高めたPDA端末。3.7型 VGA液晶を搭載し、大容量のリチウムイオン充電池で約27時間の動作する。大型のバッテリーを搭載するためボディには厚みがある。Bluetooth対応モデルと、BluetoothおよびIEEE802.11bに対応したモデルの2タイプが用意される。 CF型の通信カードが利用可能で、NTTドコモのCF型FOMA端末「P2402」もサポート。なお、通信カードは装着後にネジで固定して堅牢性を保つ。会場スタッフによれば、価格は現在検討中とのこと。
「Gショック GWS-900」は、エッソ、モービル、ゼネラルなどのエクソンモービルグループのセルフ式ガソリンスタンドで展開される非接触ICによる電子決済サービス「スピードパス」に対応した腕時計。対応のサービスステーションでリーダーに腕時計をかざすことで決済が行なえる。バイクなどでグローブをはずすことなく手軽に給油できる。なお、同端末は22日よりパソコン向けのカシオのショッピングサイトで販売開始された。販売本数は1,500本で、量販店では販売されない。価格は27,300円。 会場スタッフによれば、Edyなどの現在普及している電子決済サービスの採用も検討していくという。また、iモード FeliCaなど非接触ICを利用したサービスは、今後モバイル業界で本格化していく見込みだが、同社では肌身離さず身につける腕時計の特長と、リーダーににかざしやすい点をアピールしていきたい考えだ。 ■ オリンパス、同社初のステレオ録音ICレコーダーを展示
ステレオマイクを搭載し、WMA形式で録音が可能。オリンパス製ICレコーダーとしては初のステレオ録音対応機となる。128MBの内蔵フラッシュメモリに、最大44時間45分（モノラル・ロングモード）録音できる。 ステレオ録音時に単4形アルカリ乾電池に対応し、今回あらたに充電式のバッテリー（オプション）も開発。クレードルによる充電が可能となった。パッケージは、標準パッケージのほか、ニッケル水素充電池やクレードル、ACアダプタなどを同梱したフルパッケージも用意される。価格はオープンプライス。
■ DNP、携帯向け電子透かしソリューションなどを紹介
今回紹介された電子透かしソリューションは、NTTサイバースペース研究所が開発したモバイル電子透かし技術を利用したもので、すでに商用化済み。該当の画像を携帯電話撮影すると、URLにアクセスできる。 横山大観の作品展で美術館のチラシなどに採用された実績があり、画像には現状、16bitのデータしか入らないため、専用アプリを搭載した携帯電話で、該当の画像を撮影すると、アプリ側がIDを読み取りURL変換サーバーに送信、その後携帯向けWebサイトなどにアクセスできるようになっている。 このほか、QRコードのリーダーとNTTドコモの「sigmarionIII」をセットにした携帯電話向けクーポン配信ソリューションなども紹介。設置スペースをとらずにクーポンサービスが行なえる。チェーン展開する企業などで導入されるとのこと。
■ ＵＲＬ カシオ計算機 http://www.casio.co.jp/ カシオ ショッピングサイト http://www.e-casio.co.jp/ オリンパス http://www.olympus.co.jp/jp/ 大日本印刷 http://www.dnp.co.jp/ ■ 関連記事 ・ カシオ、堅牢性を追求した業務用PDA「カシオペア DT-10」 ・ ステレオマイク搭載のICレコーダー「Voice-Trek DS-20」 （津田 啓夢） 2004/10/22 20:18 | ||||||||||||||||||||
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