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【CEATEC JAPAN 2004】
“肉伝導”マイクを展示するミツミブース

ミツミブース
 ミツミ電機のブースでは、体内伝導を利用したマイク、車内向けのBluetoothハンズフリーユニットなど、さまざな製品が展示されている。

 体内伝導を利用したマイクは、携帯電話のイヤホンマイク向けに開発されているもの。奈良先端科学技術大学院大学の中島 淑貴氏によって発明された技術で、同社と旭化成が共同で試作、NTTドコモと共同で製品化に向けて開発中という。

 体内伝導マイクに利用されている技術はNAM(Non-Audible Murmur:非可聴つぶやき)認識と呼ばれるもの。体内の肉伝導音を高感度でサンプリングし、周囲の雑音を拾わず、発音された音声のみを認識できるほか、口の中での無声音のつぶやきも認識できるといった特徴をもつ。病気などで発声が困難な場合や、周囲に気にせず利用できる入力インターフェイスとして開発が進められている。

 携帯電話向けにはイヤホンマイクのマイク部分として開発が進められている。理想的な位置とされる耳の後ろあたりにマイクを密着して使用し、接触部分はソフトシリコン製で肌に密着させられる。通常のマイクも併せて搭載すれば、周囲の音環境に合わせて使い分けられる。ただし、体内伝導では高音域が伝わりにくいという課題もあり、今後はこの問題を解決していきたいという。


上が通常のマイク、下が体内伝導マイクで録音した音声の波形。体内伝導では周囲の雑音を拾わないことがわかる 指先の水色のパーツが体内伝導マイク。「誰でもいっこく堂になれる」と説明員

体内伝導マイクや骨伝導スピーカーについて NAMについて

 同社のブースではこのほか、車内向けのBluetoothハンズフリーユニットなども展示している。スピーカー、マイクを搭載し、シガーライターソケットに差し込んで使用する。新たにノイズ低減機能を搭載しており、従来製品と比べて高音質化を実現するという。ブースではBluetooth対応端末「Nokia 6650」を用いてハンズフリー通話のデモが行なわれている。


車載用Bluetoothハンズフリーユニット。11月までには出荷を開始したいという 新たにノイズ低減機能を搭載する


URL
  CEATEC JAPAN 2004
  http://www.ceatec.com/
  ミツミ電機
  http://www.mitsumi.co.jp/


(太田 亮三)
2004/10/08 18:57

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