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非接触ICチップを搭載したメモリカードは「X-Mobile Card」と呼ばれ、MultiMediaCard（MMC）に準拠する。非接触ICチップが使用するアンテナはメモリカードへの実装も可能とのことだが、端末内に差し込むことで良好な電波環境が得られないことを考慮し、端末内に用意された専用アンテナに接続するしくみ。また、同カードはFeliCaなどの非接触IC、クレジットカードなどのICカード機能に加え、メモリカードに保存したコンテンツの保護機能も備える。 現在、ボーダフォンやauから非接触ICチップに対応した携帯電話の開発が公表されているが、関連各社へ「X-Mobile Card」の採用を働きかけている最中という。またクレジットカード会社からの問い合わせもあるとのこと。
このほか、同社ブースでは携帯電話向けのアプリケーションプロセッサ「SH-Mobile 3」をはじめ、LCDドライバ、地上デジタル放送受信用ミドルウェアなど、さまざまな携帯向けデバイスが展示されている。 「SH-Mobile 3」は、評価用基板を用いて3Dグラフィックスのデモを展示。既に出荷されている「SH-MobileV2」も併せて展示されているほか、H.264デコードミドルウェアなどもデモ展示されている。また、１セグメント地上デジタル放送受信用ミドルウェアの展示では、携帯電話型のモックアップを用いて動画のデモを実施。注目の集まる地上デジタル放送への対応をアピールしている。
■ ＵＲＬ CEATEC JAPAN 2004 http://www.ceatec.com/ ルネサス テクノロジ http://www.renesas.com/jpn/ （太田 亮三） 2004/10/07 17:21 | ||||||||||||||||||||||||
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