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説明を行なったNTTドコモ プロダクト部 第2商品企画担当部長の徳弘 徳人氏
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NTTドコモのブースでは、4日に発表されたばかりのムーバ端末4機種がさっそく披露されていた。展示開始に先立ち、同社ブース内では新端末の概要があらためて発表された。
壇上に立った、プロダクト部 第2商品企画担当部長の徳弘 徳人氏は、「成熟した市場においては、ユーザーの好みは多様化する。練達した技術を持ち、低コストかつ開発期間の短縮が見込めるムーバ(PDC方式)だからこそ、こういったニーズに応えられる」と述べ、今回の4機種はコンセプト優先で投入される端末と説明。同氏によれば、7月に発売されたpreminiの出荷台数は20万台を超えたとのこと。また新たに投入される4機種の価格帯は、premini-Sおよびprosolidが1万円台、Music PORTERおよびLechiffonは2万円台になる見込み。
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技術面でこなれたムーバだからこそ、コンセプト優先の端末を投入することになったという
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服装の嗜好がそれぞれ異なる女性が新機種を持って、コンセプトの違いをアピール
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■ 曲線デザインが採用されたpremini-S
「小さな端末を求めるユーザー」をメインターゲットに開発された「premini-S」。そのデザインは曲線を多用したものに仕上げられており、近未来を強調した先代モデルの「premini」に比べると、柔らかさが伝わる。「premini」ではやや指紋が目立つ塗装が施されていたが、今回の「premini-S」では指紋が目立たないマットなものとなっている。
Whiteの数字キーは、白色の材質のためか、キー部分のバックライトが点灯するとボディ全体が鮮やかな青色に包まれる。一方、Blueの数字キーの材質は光を通さないようで、バックライトが弱く感じる。部分的にイエローが配されたことで、スポーティな印象をアピールしたデザインとなっている。
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今回の「premini-S」も「premini」と同様のパッケージ
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これはWhite。バックライトの青が印象的
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左側面にはキーロック
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こちらは右側面
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Whiteの背面
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これはBlue
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Blueの左側面。スポーティなイメージが強く伝わる
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こちらは右側面
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引き続きスロープキーが採用されている
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アンテナ部も曲線を使ったデザインに
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メニュー画面
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■ 薄さが際だつprosolid
ドコモのラインナップにおいて、最も薄い折りたたみ端末となる「prosolid」は、ビジネスユースにも応える狙いがあるという。薄い筐体に強度を持たせるため、ボディの材質にはアルミニウムとマグネシウムが採用されている。
背面ディスプレイ周辺がやや盛り上がっているため、スペック上の数値は薄さ16.7mmだが、その他の部分は最薄部の数値である14.8mmに近い形状となっており、実際に手にすると数値以上に薄く感じられる。
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ブラックの側面。薄い
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有機ELの背面ディスプレイ周辺がやや盛り上がっている
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端末を開いて横から見たところ
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ヒンジに配されたボタンを押せば、ワンタッチでオープンする
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キー配列
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メニュー画面
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こちらはシルバー
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端末を開いたところ
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■ MDプレーヤーをイメージしたMusic PORTER
「Music PORTER」は、スクウェアな筐体に音楽再生機能やFMラジオチューナーを搭載した端末。「MDプレーヤーをイメージした」(徳弘氏)という筐体は、横長ディスプレイを装備していることもあり、携帯電話とは思えないイメージが伝わる。
パッケージには、ステレオイヤホンマイクや楽曲転送用のソフトウェア、USBケーブルなど音楽を楽しむために必要な一式が同梱される。楽曲再生などを行なっている際は、付属のリモコンで操作可能だが、本体側面にあるサイドキーでも操作できるようになっている。
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スクウェアなボディの「Music PORTER」
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サイドキーでも音楽再生時の操作が可能
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メモリースティック Duoスロットは右側面
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横長ディスプレイを採用
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これは音楽再生時の画面
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■ 10~20代の女性をターゲットにしたLechiffon
フランス語で「柔らかな生地」という意味を持つ“Chiffon(シフォン)”をベースに名付けられた「Lechiffon(ルシフォン)」は、本体全体が合成皮革に覆われている。ボディの外側が合成皮革だが、一方の内側は従来の携帯電話で採用されている材質ではなく、「エラストマー」という材質が採用されている。その手触りは、筐体をしっかりと支えながら柔らかさを合わせ持った仕上がり。
折りたたみタイプの端末となるが、ディスプレイ側とキー側を繋げるのはヒンジではなく、蛇腹のようなデザインのバネ機構。キー側ボディの最下部には留め金のようなパーツが用意されているが、折りたたんだ際にこのパーツでしっかりと留めなければ、バネの反発によって端末が開いてしまう。
バネ周辺の裏側のカバーもデザインが施されているほか、ボディカラーによって異なるカメラ周辺の装飾など、愛らしさを強くアピールしたデザインとなっている。
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開いたところ
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バネによる開閉機構が採用された
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折りたたんだところ。きちんと留めておかなければ、すぐ開いてしまう
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カメラ周辺部は、ボディカラーによって異なる装飾
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キー配列
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メニュー画面
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友人のアドレス帳から手軽にメールや着信履歴などをチェックできる「パートナー電話帳」
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■ URL
CEATEC JAPAN 2004
http://www.ceatec.com/
NTTドコモ
http://www.nttdocomo.co.jp/
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(関口 聖)
2004/10/05 14:43
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