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【ITU TELECOM ASIA 2004】
KDDI安田氏、「UIMカード搭載端末を来年後半にも市場へ投入」

KDDI執行役員 au事業本部 au技術本部長の安田 豊氏
 ITU TELECOM ASIA 2004の3日目となる9月9日、「Making 3G global」と題したセッションが行なわれた。この中で、パネリストとしてKDDIの執行役員 au事業本部 au技術本部長の安田 豊氏が出席。5分間程度の短い時間ではあったが、同社のローミングサービス「GLOBAL PASSPORT」など、海外戦略について説明した。

 安田氏はまず、GLOBAL PASSPORTについて説明し、対応する世界各国で音声通話のローミングサービスが受けられる点を語った。また、今年に入ってからは三洋電機製のA5505SAで、韓国でのデータローミングサービスが開始されたことを告げて、単にデータローミングだけでなく、国内のマルチメディアサービスを利用できるとした。

 しかし同氏は、「韓国と日本の間だけでしかデータローミングが行なえない」と、サービス提供国が限定された国されている現状を説明。ユーザーが自分の端末を世界各国で手間無く使うためには、共通ネットワークが求められるとした。その1つの解決策として、GSMやCDMA2000、W-CDMAなどのデュアルおよびトリプルモードを挙げ、そのための手段としてUIM(USIM)カードによるチップローミングを紹介。KDDIでは来年後半にもUIMカードに対応した端末を投入することを明らかにした。

 このほか、高速通信が可能な1xEV-DOサービスや、その先にあるBeyond 3Gについても説明し、高速通信でシームレスアクセスが可能だとした。最後に同氏は、「ユビキタスブロードバンド社会では、マルチメディアサービス主体の携帯電話となっても音声サービスがそこへ含まれたように、全てのコアネットワークもまたマルチメディアサービスを取り込む。KDDIは、無線と固定のサービスをパッケージ化して事業を進め、無線LANやVoIPといった今後の鍵となる要素にも展開していく。グローバリゼーションの中では標準仕様を採用することが重要だ」として締めくくった。



URL
  KDDI
  http://www.kddi.com/


(津田 啓夢)
2004/09/09 20:03

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