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【ITU TELECOM ASIA 2004】
ドコモ立川氏、次の携帯電話は「生活インフラ」へ
NTTドコモの取締役相談役の 立川 敬二氏
ITU TELECOM ASIA 2004の2日目となる9月8日、「Turning market demand into profit」と題した基調講演が行なわれた。講演では、NTTドコモの前社長(現取締役相談役)の 立川 敬二氏が「A Paradigm Shift in Mobile Communications and DoCoMo's Challenges」と銘打って、FOMAやおサイフケータイといった同社の新サービスを紹介した。
立川氏は最初に、携帯電話サービスが音声インフラからインターネットインフラとなり、次のステップとして、今後は携帯電話がさまざまなものと接続される生活インフラになると語った。また、日本の3GサービスとしてFOMAを紹介し、2004年春に300万契約を達成したことを説明。突破の要因として同氏は、端末性能の向上、エリアの拡大、リッチサービスを挙げた。
次いで、今回の講演の中心となった生活インフラについて言及し、生活や仕事に役立つ生活インフラとすることで携帯電話から頻繁にアクセスするようになるとした。パラダイムを変えるには3つのものが必要だと述べた同氏は、その1つ目として、ワンタイムメディアであることを挙げ、iモードや音声、映像といったのこれに該当するサービスが基本的なサービスであるとした。2つ目には、2次元コードリーダーやFeliCaチップといった携帯電話にはさまざまなインターフェイスが必要だとし、3つ目として、ユーザーが世界で同じサービスを使えるようにグローバルに提供する必要があるとした。
そして、今後さらに市場を成長させるためには、AV機能を使ったサービスの拡大が求められるとし、立川氏はテレビ電話機能やアバターサービス、ライブビデオソリューションなどの具体例を挙げた。また、ショッピングサービスなども成長が期待できると述べ、こうしたサービスを提供する企業と連携してサービスを展開することが大事だとした。これに加えて、快適に利用できてかつ高いセキュリティをユーザーは求めているとした。
立川氏は、ショッピングなど、他の要素と携帯電話の連携を高めるための機能としてQRコードなども説明し、書籍地図帳からQRコードで情報にアクセスできるサービスを紹介。このほか、iモード FeliCaによる飛行機の電子チケットなどにも触れた。
ネットワークを介したサービスを展開する中で、ドコモではさまざまなパケット通信料のプランを用意しているとし、「パケットパック」や「パケ・ホーダイ」といったオプションプランを紹介。また、全ユーザーの約85%において、1カ月の通信料が「パケ・ホーダイ」の利用料に満たないレベルであるほか、有料コンテンツの利用も全ユーザーの半数以下であることが紹介された。こうした点から今後、ユーザーにとって魅力あるサービスをより一層提供していく必要があるとの認識が示された。
最後に立川氏は、ドコモのグローバルサービスとしてWORLD WINGなどを紹介し、今年中にGSMとW-CDMAのデュアル端末を投入するとした。同氏によれば、グローバリゼーションの時代に、「いつでも、どこでも、誰でも」世界中で使えることが重要だという。同氏は、「モバイルコミュニケーションは、今後中心的なインフラとして期待される」として講演をしめくくった。
FOMAは2004年春に300万契約達成
次のステージは「生活インフラ」
携帯電話に必要な3つ方向性
AV機能を利用するユーザーは増加傾向
QRコードの記載された書籍地図帳を紹介
iモード FeliCaを利用した搭乗手続き
定額制によってあまり利用しないユーザーも引き込んだ
グローバルに展開するNTTドコモ
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URL
NTTドコモ
http://www.nttdocomo.co.jp/
(津田 啓夢)
2004/09/08 20:01
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