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【ITU TELECOM ASIA 2004】
ITU内海氏、「3G携帯電話市場はアジアが世界の先駆者に」

ITU事務総局長の内海善雄氏
 ITU TELECOM ASIA 2004初日、「Asia Leading the Future」と銘打って基調講演が行なわれた。講演では、韓国・中国・ベトナム・パキスタン・マレーシアの各国の情報通信担当大臣が出席、そのトップバッターとして、ITU事務総局長の内海善雄氏がアジアの通信市場の現状や今後の展望を説明した。

 内海氏はまず、急成長するアジアの通信市場について語り、アジア市場が10年前と比較して10倍以上に拡大、携帯電話やインターネットなど通信サービスのユーザーが10億ユーザーを突破した述べた。なお、アジア市場は、モバイルと固定回線ユーザーで世界の1/3を、ブロードバンドと3G携帯電話ユーザーで世界の半分占めているという。内海氏は、「3G携帯電話市場ではアジアが国際的な先駆者の役割を担っている。アジアが通信市場の未来を牽引していく」とした。

 次いで同氏は、ブロードバンドなどの固定通信の現状を説明。通信市場の中心は今後、米国から中国へと移り変わるとした。携帯電話関連では、3G携帯電話で先行するアジア市場で日本と韓国が大きな役割を果たしているとし、世界の1億1,800万の3Gユーザーのうち、1億300万ユーザーと大きいCDMA 1x方式では、日本と韓国で35%近いシェア獲得していると説明。さらに、高速通信が可能なW-CDMAとCDMA 1xEV-DOでは日本と韓国が80%以上を占めているとした。

 ITUでは、9月6日にユビキタスネットワークを実現するための技術として「Portable Internet」を発表。同技術について語った内海氏は、モビリティは高いが通信速度が低い3G携帯電話、通信速度は高いがモビリティが低い無線LANとの中間に位置するものとした。なお、その市場を実現する次世代のワイヤレス標準技術としてWiMAXやMIMOの名前を挙げた。


各国の情報通信担当大臣が出席 2003年10月にアジアの通信ユーザーは10億を突破

「アジアが通信市場を牽引する」と内海氏 「Portable Internet」では、携帯電話と無線LANの中間


URL
  ITU TELECOM ASIA 2004
  http://www.itu.int/ASIA2004/


(津田 啓夢)
2004/09/07 20:34

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