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【mobidec 2004】
TBS、テレ朝、フジテレビ、インデックスが語るケータイ・テレビ連携

 8月26日、27日の2日間、青山ダイヤモンドホールで開催されている携帯電話関連のセミナーイベント「mobidec 2004」で、TBS、テレビ朝日、フジテレビ、インデックスの各社が、テレビとケータイの連携サービスなどについて講演を行なった。


TBSの成合氏
 まず最初にTBSのTBSコンテンツ事業局 部次長 成合 由香氏が「1セグ放送に向けて~TBSのモバイル戦略」と題した講演を行なった。

 成合氏はまず、1セグ放送に向けて「ケータイで動画を見る文化」を創出するべく、同社がEZチャンネル向けに「新耳袋」というコンテンツを提供していることを紹介。新耳袋はBS-iと地上波で放送された怪談ドラマ。成合氏によると「ケータイ専用コンテンツを作るというと人気アイドルタレントは出演しにくいが、BSや地上波に流すので、新耳袋には人気アイドルタレントが出演している。1つのコンテンツをマルチ展開していくことが大きい」とし、「ブロードバンド配信よりもはるかにEZチャンネルの方が多い」と、サービスが好評であることをアピールした。

 一方、ケータイを利用したリアルタイム双方向サービスの実例も説明。成合氏は、TBS系列で年に2回程度放送されている「オールスター感謝祭」という番組において、出演タレントといっしょに視聴者がクイズに参加するという企画を実施したことを紹介。予選通過した1万人の視聴者の9割が、5時間半の番組中、常時アクセスするという高い参加率で、視聴者にも好評だったことを明らかにした。

 地上デジタル放送については「テレビ局としてはあくまで固定テレビがメイン」と説明。「1セグ放送は固定テレビと異なる時間帯に利用してもらうとありがたい。1セグ放送には固定テレビの視聴習慣へのプラス効果を期待している」と語り、あくまでメインは固定テレビで、1セグ放送はそれを補完する存在、という考え方を示した。


番組「オールスター感謝祭」でのケータイ連動企画について 固定テレビと携帯電話とモバイルテレビの位置付け

テレビ朝日の岡田氏
 続いてテレビ朝日の事業局デジタルコンテンツセンター 副部長待遇 岡田 淳氏が「進化したテレビ」と題した講演を行なった。

 岡田氏は講演の冒頭で「デジタルだから新しいビジネス、というのは間違い。デジタルはすでにあるものを高速化・効率化するもの」と語った。たとえば放送と通信の融合については、これまでもハガキで行なえたことと指摘。インターネットはそれらを、生放送に利用できるくらい高速化・効率化するものだと説明した。その上で番組連動のプレゼント企画において、プレゼント応募者がパソコンよりもケータイからの方が多かったことや、ケータイからの方がアクセスした人数に対する応募者の比率が高かったという事例を示し、「ケータイはテレビの情報リモコンとして活用できる」という考え方を語った。

 さらにテレビ朝日系列で放送された「テスト・ザ・ネイション」という番組を紹介。同番組は延々とIQテストの問題を放送するというもので、視聴者はケータイにアプリをダウンロードして参加する。この番組には30万人の視聴者が参加し、視聴率も17.8%と大成功を納めたことを紹介した。また岡田氏は、このほかにもさまざまな番組でケータイと連動した企画を実施していることを紹介し、「ケータイはつなげるメディア」という考え方をアピールした。最後に岡田氏は、1セグ放送でケータイにテレビが搭載されると、「これまでテレビは、テレビの前に見に行くものだったが、今度は逆に、テレビの方が身近になってくる」と説明した。


デジタルで何が変わるか、という岡田氏の考え テレビの情報リモコンとしてのケータイの位置付け

フジテレビの伊東氏
 3番目にはフジテレビジョンのデジタルコンテンツ局 デジタルコンテンツ部 副部長 伊東 達郎氏が「放送局の携帯電話コンテンツ」と題した講演を行なった。

 伊東氏は、これまで同社のケータイ向けコンテンツでやってきたこととして「番組連動しかしていない」と紹介。「TBSやテレ朝のようなアプリを使うようなものではなく、プレゼント応募はケータイでやるように喚起するなど。5秒10秒でケータイサイトを紹介するだけで、1000人単位でユーザーが増えていく」と細かいレベルで番組連動していると語った。また「番組制作側が作りたいコンテンツを作っている」とも説明。コンテンツ制作側が作りたいものを作るのではなく、番組の世界観を尊重したコンテンツ作りを心がけていると語った。

 今後やっていきたいこととしては「より深い番組連動の実現」を紹介。伊東氏はここで、番組放送前後に出演者が書いているかのようなメールを番組のファンに送ることで、視聴者の一体感を高めるというコンテンツを紹介。「こうしたファンはロイヤルなファンで、ついてきてくれる。こうしたファンを増やすようなコンテンツ」と説明した。一方で「番組と連動しないコンテンツ」も開発すると紹介。「どのようなものかは想像もつかない」としつつも、番組改編などの影響を受けない、フジテレビブランドを活用したコンテンツも検討していると語った。1セグ放送についてはコンテンツ伝播形式の1つと考えていると説明。伊東氏は「1セグも動画配信もフル楽曲配信も同じ」と語った。


フジテレビのケータイコンテンツがやってきたこと フジテレビのケータイコンテンツがこれから目指すところ

インデックスの山本氏
 インデックスのメディア事業部 メディア開発室 室長 山本 ひろし氏は「TVと携帯電話の連携について インデックスの取り組み」と題した講演を行なった。

 山本氏は、これからのテレビとケータイの関係として、同社のテレビ連動サービス「Navi Chan」を紹介。そこからつながるツールとして、コミュニティツールや番組サイトとの連動、さらに今後は録画予約などの機能もあると紹介した。

 さらに今後考えられるサービスモデルとして、「こっそリモコン」というものを紹介。これは地上波デジタル放送で、ケータイコンテンツの会員だけがダウンロードできるアプリの赤外線リモコン機能を使うと、通常は見られないデータ放送コンテンツが見られる、というもの。データ放送を有料サービスと連動させることで、新たなビジネスができると説明した。

 さらに「スポコン」というサービスモデルも説明。インデックスの子会社のデータスタジアムで、プロ野球の試合経過を1球ずつデジタルデータ化していることを紹介し、そのデータをケータイにダウンロードしてHDDレコーダーに送信することで、松井の打席だけを見る、といった使い方も可能になると語った。

 また、番組側が視聴者に、友人同士で使うチャットチャンネルを提供するというサービスモデルも紹介した。チャットチャンネル中に、番組側からのプロモーション情報などを挿入したり、チャットプログラムから番組連動コンテンツをダウンロードできるようにするなどのアイディアを示した。


ケータイとテレビのロードマップ これからのテレビとケータイの関係


URL
  mobidec 2004
  http://www.seshop.com/event/mobidec/


(白根 雅彦)
2004/08/27 11:09

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