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山口氏は、iモード FeliCaについて「携帯電話でさまざまなことができれば便利だという話は、iモードスタート時からあった。iモード FeliCaでいよいよ実現できるようになる」と述べ、携帯電話の成り立ちやiモードの成長ぶりを紹介しながら、今後5年間はiモード FeliCaによって、携帯電話を“生活インフラ”にしていくとした。 またドコモが考えるiモード FeliCaの果たす役割について、同氏は「1つはフェリカネットワークスを通じて、FeliCaが使われれば使われるほどライセンス料が見込める。しかし、当面はドコモの携帯電話を手放せなくなるように、リアルとの連携を深め、いろいろなものをコントロールしていく。新規ユーザーも重要だが、既存ユーザーを囲い込んでいくということを目指す」と語り、2006年開始とされる番号ポータビリティ制度を見据えた姿勢を示した。 電子マネーのEdyやぴあなどの電子チケットサービスなどiモード FeliCa関連サービスを紹介した同氏は、「数ある非接触ICの中でも、FeliCaを採用したのは、出荷枚数や既存の利用企業に大規模なところが多かったため。また、カード型との大きな違いは、電子マネーの残高など中身をチェックできる機能を備えていること、いつでもiモードサイトでショッピングできるなど、ネットワークに繋がっていること」と述べた。
山口氏は、F900iCに搭載された遠隔ロック機能などのセキュリティ機能にも触れ、「今後主流となる端末には採用していきたい。また、機種によってはリーダーライターにかざすだけでiアプリが起動するものもある。こういった機能も取り入れたい」と利便性向上に向け、今後登場するであろう新機種についての考えを明らかにした。 このほか同氏からは、iモードユーザーが8月10日時点で4,200万人を突破したことやiアプリ契約数が2,570万契約に達したことが明らかにされたほか、ボーダフォンの新社長に内定した元ドコモ副社長の津田志郎氏についても、私見と断った上で「人材が固定される業界は発展性がない。ボーダフォンさんもFeliCaをやっていただきたい」と語り、場内の笑いを誘っていた。
■ ＵＲＬ mobidec 2004 http://www.seshop.com/event/mobidec/ NTTドコモ http://www.nttdocomo.co.jp/ （関口 聖） 2004/08/26 18:33 | ||||||||||
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