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■ 新WIN端末がそろい踏み KDDIが12日に発表したCDMA 1X WIN向け新端末は「W21SA」「W21S」「W21K」の3機種。今回の同社ブースでは、EZナビゲーションやFlashなど新サービスごとに実機が展示されている。発表会で披露されていた端末とほぼ同じ内容ではあったが、発売前に体験できるということもあって、各コーナーは来場者が数多く集まり、担当者から新サービスの内容について説明を受けていた。
■ OCRや筆跡の動きを画像化するBluetoothペン
その中で、スウェーデンのアノト社と協力して開発されたBluetooth機能搭載ペンが展示されていた。この製品は日立マクセルが昨夏に発表したもので、既にUSB経由でパソコンと接続するモデルは出荷されているが、Bluetoothモデルは今回初めての出展。使い方としては、アンケートなどの用紙の記入欄に同製品で記載していくだけ。ペンの軌跡をペン先そばに配されたカメラで撮影し、そのデータをBluetooth経由で「A5504T」に送信し、JPEG画像としてメールであらかじめ設定した宛先に送る。またOCR機能も備えており、漢字であればそのままテキストとして認識できるようになっている。 このほか同コーナーでは、Bluetooth経由でパソコンと携帯電話をリンクすることで、携帯電話を持って離れればパソコンをロックできるソフトウェアが紹介されていた。
■ 音声認識機能や数値だけでグラフを描画する技術、地上デジタル対応携帯など
披露されていたデモンストレーションは、カーナビゲーションシステムをイメージしたもので、たとえば新宿にいるときに「銀座のイタリアンレストランを探して」と話しかければ、その検索結果と現地までのナビゲーションが表示される。検索結果が表示された後で「近くの駐車場を探して」と命じれば、銀座周辺の駐車場を探し出し、ナビゲーションの目的地も駐車場に自動的に変更されるようになっていた。 別のコーナーでは、数値を得れば携帯電話上でグラフを描画できる技術を紹介。エンドユーザーが自分の血糖値や血圧といった情報を視覚的に見られるようなイメージで展示されており、医療関連での展開が想定されているようだ。 技術的な仕様については明かされなかったが、数値だけで表を描くという点からSVG-Tのようなベクターデータが使用されていると思われる。
このほか、同社が5月に披露した地上デジタル放送対応の携帯電話も展示されていた。同コーナーの一角に実験局が設置されており、実際にアンテナで映像とデータを受信できる状態となっていた。担当者は「基本的に5月に披露したものと同じだが、若干バグフィックスしている」と語っていた。 なお、同社ブースでは、WIRELESS JAPAN 2004の会期中、ブース内でセミナーを開催している。同社の携帯電話を利用したソリューションや今後の同社戦略などついて語られる。
■ ＵＲＬ KDDI http://www.kddi.com/ WIRELESS JAPAN 2004 http://www.ric.co.jp/expo/wj2004/ ■ 関連記事 ・ 国内最大級のモバイル関連イベント開幕 ・ au、1X WIN対応の新モデル3機種発表 （関口 聖） 2004/07/21 21:20 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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