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石井英男の韓国電子展レポート(10/2~10/7)
石井英男の「韓国電子展」レポート ケータイ端末編その2:LG電子ほか

 昨日の韓国電子展レポートでは、SAMSUNGブースのケータイ端末の展示について報告したが、今度はその他のブースの様子をまとめて紹介していきたい。



■ 現行規格対応端末を中心に展示していたLG電子


 LG電子は、さまざまな分野の製品を手がける大企業であり、今回の韓国電子展でも広いブースを設置していた。入ってすぐのところに巨大なケータイの模型が設置されており、ケータイ関連の展示に力を入れていることがうかがえた。LG電子のケータイ関連の展示は、現行規格に対応した端末が中心だ。SAMSUNGのケータイと同様、展示されていたケータイのほとんどが折り畳み式かフリップ式。デザインやサイズも、SAMSUNGのケータイと甲乙つけがたい出来だ。ディスプレイに有機ELパネルを使った試作機も展示されていたが、有機ELパネルは単色カラーのものが採用されていた。

 現行規格対応ケータイに関する展示だけでなく、次世代ケータイ規格IMT-2000対応の製品のモックアップも展示されていたが、モックアップが2つだけで実機はないなど、SAMSUNGに比べると物足りない印象を受けた。

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LG電子製の現行端末。折り畳み式中心で、色も白色またはシルバーが多い こちらもLG電子製の現行端末
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巨大なケータイの模型。子供が上に乗って遊んでいた 有機ELパネルを使った端末も参考出品されていた
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有機ELパネルは自ら発光するため視認性はよいが、カラー化が難しいことが欠点である IMT-2000対応端末のモックアップも展示されていた



■ ユニークなハンズフリーホンアダプタの展示も


 韓国では、ハンズフリーホンアダプタの需要がかなりあるようで、翌日訪れた龍山電脳街ではハンズフリーホンアダプタを扱っている店が多かった。韓国電子展会場でも、ACTTOブースで展示されていた「REEL FREE」というハンズフリーホンアダプタが、高い関心を集めていた。REEL FREEは、車のダッシュボードなどに本体を装着しておき、ケータイを車内で使うときには、その上にケータイを置いて利用する仕組みになっているのだが、ケータイを磁力で固定するようになっている点が面白い。ケータイの機種を問わずに、利用できることが特徴だ。イヤホンコードはREEL FREE内部に収納され、必要なだけ引き出して使うことができる。

 台湾とは違って、ケータイのボディを派手なものに交換したりしている人はあまりいないようで、街でもそういったパーツを売っている店はほとんどみかけなかった。せいぜい、ストラップやケータイ収納ケース、光るアンテナ程度で、日本とあまり変わらない感じである。会場でも、うさぎや熊などの動物の格好をしたケータイ収納ケースをはじめ、さまざまなケースを展示しているブースがあった。

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ACTTOブースで展示されていたハンズフリーホンアダプタ「REEL FREE」。500円玉のような金属片をケータイに貼り付けて、磁力で装着する このようにケータイを貼り付けることができる
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会場内で展示されていたケータイ収納ケース。ノーマルケースと上には書いてあるが、これで「ノーマル」ケースなのだろうか ケータイを腰などに取り付けるためのパーツ



■URL
・韓国電子展のホームページ(韓国語)
http://www.kes.org/

(石井英男)




2000/10/05 00:00

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