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【CeBIT 2004】
T-Mobileブース、シャープのTM 100が人気

ドイツテレコムブース

シャープのスライド式GSM/GPRS端末「TM 100」
 ドイツ国内であちらこちらで見かけるピンク色の「T」の文字は、ドイツテレコムを意味する。ドイツテレコムは日本で言えばNTTにあたる巨大な通信関連企業で、携帯電話部門のT-Mobile、ブロードバンド部門のT-Onlineなどすべてのカテゴリを納めたブースはまさに巨大のひとこと。弊誌で取材したブースの多くが属するテレコミュニケーション専門会場、ホール27の中でも主役級の存在感だ。

 携帯電話の展示スペースはさほど広くはないが、どの機種が人気、などと言うのもヤボなほどの人の集まりだ。その中でも取材に困るほど触るまでに順番待ちをしなければ触れない状態だったのがシャープのスライド式GSM/GPRS端末「TM 100」。T-Mobileへの供給を前提に開発されたモデルで、スクエアなスライド式のボディはシャープのPDA、Zaurus Eシリーズを彷彿とさせる。本体を横にして写真撮影が可能なデジカメスタイルを採用。背面に設けられたVGAカメラはSH505iのようにレンズ枠にマクロモードと標準モードの切り替えスイッチが付いている。

 また、T-Mobileオリジナルのブラックカラーを装ったソニー・エリクソン製のT630も人気を集めていた。ヨーロピアンスタイルのコンパクトボディにカメラを搭載し、大ヒットとなったT610の後継機だが、T-Mobileの事業者系列店では爆発的な人気だという。カメラは30万画素クラスのものでT610から変わりはないが、カメラモジュール下部に自分撮り用のミラーが付いている。

 このほかドイツテレコムのブースは、ヘッドセットディスプレイやプレイステーション2やXboxを使ったオンラインゲームコーナーなどの体験コーナーを設置。ただ製品を見るだけではなく、「遊べる」場所になっている。


数字キーはタイル状のデザインを採用 背面のカメラは日本のSHシリーズを思わせるデザイン処理だ

T-MobileオリジナルのT630ブラックモデル カメラ下部に自分撮り用のミラーを備える

ノキアのW-CDMA端末「Nokia 7600」も展示 背面にカメラを装備。ユニークなデザインで日本でもおなじみの端末だ

ヘッドセットディスプレイの体験コーナーは行列


URL
  T-Mobile(独文)
  http://www.t-mobile.de/
  CeBIT 2004(英文・独文)
  http://www.cebit.de/


(伊藤 大地)
2004/03/22 14:30

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