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まず、もっとも多くの展示スペースを割いて紹介されたのがiモード端末だ。メインは17日に発表されたばかりの「N400i」。N400iは2.2インチ、65,536万色表示のQVGA液晶、VGAサイズの静止画が撮影可能なモバイルカメラを搭載し、ドコモ方式のJavaをサポートする。大きさは101×49×24mm。重さは110g。連続待受時間は270時間。連続通話時間は230分。出荷は4月から開始される見込み。
ユニークなコンセプトモデルの展示も見られた。まず注目を集めたのが、シリコンのような柔らかい素材でできた携帯電話「Tag」。すべての部分を曲げることが可能で、腕に巻き付けて持ち運んだり、形状記憶素材と圧力センサを備え、さまざまなスタイルで使用できるのが特徴。展示されたコンセプトモデルは素材に着色しただけのもので、まったく機械的な要素は含まれていない。スタッフも「研究段階のもの。実用化に関してどうこう言える段階でもない」としており、あくまで「夢のケータイ」といった構想段階のもののようだ。
もっと現実に近いところにあるコンセプトモデルが、ビデオカメラの映像をリアルタイムで受信できる折りたたみ型端末だ。デモでは端末の近くにあるビデオカメラを使って、ネットワーク経由で実際に携帯電話からカメラがとらえた映像を見ることができた。また、近くに設置されたテレビと同じ映像を映すデモも行なわれている。スタッフによれば「個別の技術を開発している段階」だそうだ。
■ ＵＲＬ NEC http://www.nec.co.jp/ CeBIT 2004（英文・独文） http://www.cebit.de/ ■ 関連記事 ・ 世界最大の通信関連イベント開幕 （伊藤 大地） 2004/03/19 15:42 | |||||||||||||||||||||||||||||||
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