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【CeBIT 2004】
シーメンス、130万画素端末やペン型ケータイなどをアピール

シーメンスブース
 CeBIT開幕前日のプレスカンファレンスで、新機種を発表したシーメンスのブースでは、各端末の実機が展示され、来場者が次々と訪れていた。

 地元ドイツでの開催ということもあり、シーメンスでは、他社よりも格段に広く大きなブースを出展。その中でも新機種はそれぞれ実機が豊富に用意されており、幅広いスペースで紹介されていた。

 今回の新機種の中で、ハイエンドクラスに位置づけられた「S65」は、欧州らしいコンパクトな外観に130万画素カメラを搭載したGSM端末。同コーナーの担当者は、カメラやJavaによるゲームといった各機能を紹介する一方で、あらゆる機能を取り込んだことでビジネスシーンに役立つというポイントを来場者に説明していた。前日のカンファレンスでは、その性能に強い自信を見せていた同社だが、「S65」のシンプルなデザインのためか、通りすぎる来場者も少なくなかった。


ハイエンド端末「S65」 130万画素カメラを搭載する

自転車を利用したデモが披露された「M65」
 「M65」は、防滴性能を備えるGSM端末だが、カメラ部分を保護するためのキャップは、強い印象を与えるアクセントとなっている。取り外しに苦労することはなく、キャップの根元が「M65」に固定され、紛失しないよう工夫が施されている。


画面には自転車の走行速度が示されていた 背面のカメラにはキャップが用意されている

 このほか、将来的なサービスなどを紹介するコーナーでは、ペン型の携帯電話「PenPhone」が展示されていた。同端末で字を書くと、その文字が端末へテキスト、あるいは電話番号として認識されるというユニークな機能が用意されているが、今回の展示スペースでは、パソコンと連携して、タブレットペンのような形でどのように文字を認識するか紹介されていた。

 担当者によれば、基本的にアルファベットを筆記体で描くようにすると認識されるという。しかし、文字を連続して書くと認識されないため、一文字ずつ書いていく必要がある。発売時期については「現時点ではあくまでもコンセプトモデル。商品化の時期は未定」(担当者)という。

 同じく前日に発表されたVGAサイズの静止画を撮影できるストレート端末「CX65」や、CIFサイズの静止画撮影が可能な「C65」、カメラなしの折りたたみ端末「CF62」も実機が展示されていた。


形状どおりの名前がつけられた「PenPhone」 モノクロ液晶が搭載されている

どのように文字が認識されるか、体験できるデモンストレーション 画面中央には、書いた文字が表示され、その左上にはそれまでに入力された文字がまとめて表示されている

コンパクトな「CX65」 VGAサイズの静止画を撮影できる

こちらは「C65」 「C65」のカメラは、CIFサイズの静止画撮影が可能

折りたたみ型端末の「CF62」。カメラは装備していない やや大きく、太めの仕上がりだが、重量は85gとかなり軽い


URL
  シーメンス(英文)
  http://www.siemens.com/
  CeBIT 2004(英文・独文)
  http://www.cebit.de/

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シーメンス、130万画素カメラ端末「S65」など5機種発表


(関口 聖)
2004/03/19 14:17

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