家電向けのホール「暮らしステージ」に出展する各メーカーは、それぞれブースの一角で次世代携帯電話「IMT-2000」のコンセプトモデルを展示。次世代機能を想定してデザインされたサンプルとしてのモック展示以外に、反射型TFT液晶を搭載した端末で実際にムービーを再生させながら展示しているメーカーもある。
■URL
・CEATEC JAPAN
http://www.ceatec.com/
●三洋、具体的な機能を提唱するTFT液晶搭載の3モデル
三洋電機が展示するコンセプトモデル3機種は、具体的な機能が提唱されている。反射型TFT液晶を搭載した画面が実際に起動し、ムービーやアプリケーションなどを表示させてデモが行なわれていた。
3機種とも共通の機能として、GPS、Bluetooth搭載でMPEG-4・MP3に対応。2.4Mbpsのデータ伝送が可能で、国際ローミングにも対応としている。
「AC-2000」ヘッドホンで音楽と映像が楽しめる、音楽配信一体型のペンダントタイプ。 |
「VC-2000」超薄型のスライド式ディスプレイ。小型CCDの搭載により、TV電話にも。 |
「MC-2000」これは携帯電話型のデュアルディスプレイ端末。閉じると通話できる。 |
●松下、日立ブースでもコンセプトモデル
松下のブースでも、TFT液晶を搭載した端末でデモが行なわれている。松下が展示していたIMT-2000端末はW-CDMA方式。高速通信が可能になり、CCD搭載端末で撮影した動画像をメールに添付してPCへ転送、ビジュアル端末同士でのTV電話などが可能になる。
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CCD搭載のW-CDMA端末 |
ビジュアルホン同士でTV電話にも |
また、日立ブースでも携帯電話やPDA・メール端末などの次世代モデルがモック展示されている。
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ワイヤレスレシーバー、メールパレット、ライブコミュニケーターなど |
ビジュアルホン、次期スタンダードモデルなど |
(松下 麻利)
2000/10/05 16:30
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