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【Java Technology Conference 2004】
ドコモ榎氏、「携帯で生活をコントロールできるように」

NTTドコモ 常務取締役 iモード事業本部長の榎 啓一氏
 パソコンや携帯電話向けに広く普及しているJavaの開発者向けイベント「Java Technology Conference 2004」が18日、19日の2日間、東京・ホテル ニューオータニで開催されている。

 初日の基調講演では、ゲストスピーカーとしてNTTドコモ 常務取締役 iモード事業本部長の榎 啓一氏が登場し、新型FOMA「900i」シリーズの紹介や、Javaを活用した今後の携帯電話の役割などについて語った。

 まず榎氏は、「ドコモがJavaと関わるようになったのは6年前。当時は、端末メーカーからJavaを携帯電話に搭載するのは無理と言われたこともあったが、503iシリーズから505iシリーズ、そして900iシリーズとなって、プログラム本体で100KB、スクラッチパッドで400KB、合計500KBというiアプリが実現された。ドコモのユーザーは4,500万ほど、そのうちiモードユーザーが4,000万を超えており、さらにJava対応端末はその半分、つまり2,000万人程度に利用されていることになる」と述べ、着実な積み重ねを経て、Javaプラットフォームが広がりを見せていることを指摘した。

 続けて同氏は、900iシリーズについて、デコメールやキャラ電といった新サービスを簡単に紹介。「カメラの搭載が遅れ、他社にリードされたことで怒られた」(榎氏)とのことで、900iシリーズの新サービスで挽回したいと意欲を示した。なお、現在F900iのみ販売されているが、榎氏は「もう間もなくと思う」として、N900iやP900iといった機種が近日登場すると示唆した。


900iシリーズにあわせて登場した各新サービスも紹介 503iシリーズから着実な進化を遂げたiアプリ

アイラテの「アプリモコン」によるデモも披露された
 その後、iアプリそのものに関する説明に移る。主にゲームとして利用されることが多いiアプリだが、榎氏によれば「“ダウンロードする”という行為は、一般的なユーザーにとっては耐えられない。まずゲームから提供してきたのは、その行為に慣れてもらうため。慣れてもらった後は、iアプリと赤外線通信、あるいはFeliCaと連携していく」と語り、より利便性の高いサービス提供を目指していくとした。

 さらに、アイラテのアプリモコンを使ったデモも披露された。iアプリ上で番組表を取得し、見たい番組を選択してから赤外線通信経由で録画予約するという内容で、実際にiアプリがゲームだけではなく、一般的な生活シーンでも役立つとアピール。

 今後の展開について、赤外線通信やFeliCaとの連携を指摘した榎氏だが、その根底には「携帯電話で生活全般をコントロールしたい」という目標があるという。全てをドコモから提供するのではなく、同社はあくまでもネットワークやiアプリといったインフラ、あるいはプラットフォームを提供し、さまざまなコンテンツプロバイダから各種サービスを提供してもらうことで実現していきたいとした。

 このほか、米AT&T Wirelessの買収劇については「ノーコメント」としたものの、海外展開そのものは「これまではWebブラウジングやメールだけだったが、今一番売れているのはJava対応機。海外でもこれから急速にJava対応の携帯電話が普及していくだろう。ドコモがユーザー数を増やすので、ぜひ開発者もついてきて欲しい」(榎氏)と聴衆に訴えた。



URL
  Java Technology Conference 2004
  http://www.jtc2004.com/
  NTTドコモ
  http://www.nttdocomo.co.jp/


(関口 聖)
2004/02/18 16:10

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