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韓国電子展では、いわゆるPDAもいくつか展示されていた。そこで、韓国電子展の最後のレポートとなる今回は、会場で見つけたPDAを紹介することにしたい。 ■ Palm-size PCとHandheld PC Proを展示していたSAMSUNG
さまざまな分野の製品を精力的に展示していたSAMSUNGブースでは、Windows CEを搭載したPalm-size PC「izzi Palm」とHandheld PC Pro「izzi Pro」を出展していた。izzi Palmは、240×320ドットモノクロ4階調液晶パネルを備えたPalm-size PCである。デザインも洗練されており、完成度は高い。本体背面にバーコードスキャナを装備したモデルも用意されているようだ。izzi Proは、VGA表示可能な8.2インチSTNカラー液晶パネル（256色）を備えたHandheld PC Proで、56kbps対応のソフトウェアモデムを内蔵している。
■ シャープブースでは、昔懐かしい電子カナメモや電子手帳の展示も シャープのブースでは、昔懐かしい電子カナメモや電子手帳が多数展示されていた。もちろんすべて韓国仕様の製品でハングル文字などを入力できるようになっていたが、日本で人気のザウルスをベースにしたモデルは１台だけで、それ以外は、もっとシンプルで低価格な電子カナメモや電子手帳をベースにした製品ばかりであった。それでも、来場者の関心はかなり集めていたようだ。
■ さまざまな機能を持ったマルチメディアMP3プレーヤーが登場 PenManのブースでは、大型液晶パネルを装備した高機能マルチメディアMP3プレーヤー「MEPP」が多数展示され、人だかりができていた。MEPPは、Multimedia Edutainment Pocket Playerの頭文字をとってつけられた製品名であり、その名が示すように、単に音楽を聴くためだけのMP3プレーヤーではない。PCから取り込んだニュースなどのコンテンツを液晶に表示し、その音声を再生することもできる。また、アルファ波を高める瞑想トレーニング用サウンドを出す機能もあるほか、見出し語１万2000語の英韓辞典機能も内蔵している。また、MP3ファイルを再生するときに、歌詞を表示することも可能である。TOEICテスト対策用コンテンツなども用意されているなど、エデュテインメント機能を重視した製品である。コンテンツやMP3ファイルの記録媒体には、MMCが採用されている。
■ MAC SYSTEMSはモバイルギア似のメール端末や電子ブック端末を展示 MAC SYSTEMSのブースでは、本格的なキーボードを備えた電子メール端末「emailphone」と電子ブック端末「ilove-ebook」が展示されていた。emailphoneは、33.6kbps対応モデムを内蔵した電子メール端末で、シリアルポートやパラレルポートも備えている。480×160ドットのモノクロ液晶パネルを装備しており、最大で73文字×13行表示が可能だ（ただし、表示できるのは英数字のみ）。OSなどは不明だが、雰囲気的にはNECの電子メール端末であった初代MobileGearによく似ている（MobileGearは、MS-DOSベースであった）。 また、ilove-ebookは、480×320ドットの液晶パネルを装備した電子ブック端末である。カタログによるとカラー液晶モデルが中心のようなのだが、展示されていたのはモノクロ液晶を搭載した試作機のみであった。
■URL （石井英男） 2000/10/06 00:00 | ||||||||||||||||||||||||||
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