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「SD-book」は、現在開発中の見開き型の電子書籍ビューワー。SDカードに対応し、ディスプレイに縦型7.7インチのポリシリコンTFT液晶が採用されている。ファイル形式は「XMDF」形式で、説明員によれば「内蔵メモリに約128冊相当の本が入る」という。また、Flashもサポートし、SDカードで動きのあるコンテンツを楽しめるようになっている。デモ端末は内蔵バッテリーで動作し、動作時間は1時間程度。なお、価格や発売時期、詳しい仕様などは未定とのこと。
このほか参考出品として、Bluetoothや、無線LAN機能を備えた動画ビューワー「MPEG4 Mobile Viewer」も紹介。こちらの端末には4インチの低温ポリシコン液晶が搭載され、MPEG-4形式の動画を楽しむことができる。20GBのハードディスクを装備し、カメラモジュールも搭載される。ハードディスクレコーダーなどで録画しておいた映像を、端末に保存して通勤途中に鑑賞するなどの用途が想定されているという。現状では、内蔵リチウムイオンンバッテリーで約2時間の連続動作が可能。こちらも価格や発売時期などは未定。
このほか、「次世代型有機ELディスプレイ」と題し、開発段階のディスプレイも紹介。携帯電話やデジタルカメラなど小型携帯機器のディスプレイ向けに開発され、将来的にはPDAなどへの採用も視野に入れているという。 液晶よりも高速応答が可能なため動画表示に優れ、参考出品されたディスプレイのデモ映像は、従来の液晶ディスプレイよりも質感が高い印象を受けた。コスト面では、既存のディスプレイの1.5倍程度の価格を目指しているとのこと。なお、量産が開始されるのは2005年ごろだという。
■ ＵＲＬ WPC EXPO 2003 http://arena.nikkeibp.co.jp/expo/2003/ 東芝 http://www.toshiba.co.jp/ （津田 啓夢） 2003/09/19 21:58 | ||||||||||||||||||
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