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同社では、今年5月にNHK放送技術研究所と共同で、地上デジタル放送の携帯端末で受信をできるようにするためのプロトタイプ端末を開発。発表時にはNHKのコンテンツのみの受信を行なったが、今回では音楽やサッカー、都市対抗野球などのコンテンツを受信するデモンストレーションが行なわれた。なお、地上デジタル放送はまだサービスが開始されていないため、端末に接続された無線LANカード経由で、KDDI研究所のサーバーからのデータ受信となった。 同社では5月の発表会で、秋にもプロトタイプ版を小型化した端末を紹介できるとしていた。この件に関してスタッフは、「携帯電話向け地上デジタル放送の仕様がはっきりしなかったため、その開発が遅れており、小型化された端末は2004年3月頃になる」とコメント。10月7日から開催される通信や情報、映像機器の展示会「CEATEC JAPAN 2003」では、三洋電機と共同で地上デジタル放送チューナーを内蔵した携帯電話の試作機が登場する予定だという。 今回のKDDIブースでは、現行の携帯電話ラインナップの紹介や、GPSを利用したソリューションなど、従来のイベントの内容に比べて大きな変化は無かったが、ステージ上では、人気着うたをランキング形式で紹介するなど、同社のサービスを趣向を凝らしてアピールしていた。
■ ＵＲＬ WPC EXPO 2003 http://arena.nikkeibp.co.jp/expo/2003/ KDDI http://www.kddi.com/ ■ 関連記事 ・ KDDI、地上波デジタル放送向けのプロトタイプ端末を開発 ・ 三洋、携帯向け地上デジタル放送対応端末の試作機発表 （津田 啓夢） 2003/09/17 23:01 | ||||||||||||||
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