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8月28日、29日の2日間、モバイル・コンテンツ・フォーラム（MCF）および翔泳社主催による携帯電話関連のコンテンツ開発者向けイベント「mobidec 2003」が開催されている。初日となる28日、バンダイネットワークスの常務取締役 事業本部長の高橋豊志氏とNECインターチャネル 事業開発本部長の池田昌史氏が「Flashの機能を最大限に利用する方法～より効果的・効率的にFlashコンテンツを制作する」と題して講演を行なった。 なお、講演の内容は、Flash Liteの概略と、27日に両社を含めた4社提携によって明らかにされた携帯電話向けコンテンツジェネレータの説明となった。 ■ 高橋氏、Flash Liteを説明
Flash Liteの説明については、これまでドコモのキーパーソンや505iの端末説明などで発表されている内容と同等のものとなったが、高橋氏はFlash Liteが505iでサポートされた経緯として、「ドコモが、世界のデファクトスタンダードとなっているFlashを採用したいと考えていた」と説明。「505iでリッチなコンテンツが作成できる」とコンテンツプロバイダ（CP）として、Flash対応を歓迎する姿勢を見せた。 同社ではFlashで、既存の待受画像サイトや情報配信サイト、ゲーム配信サイト、キャラクターサイトなどでコンテンツを強化できるとしており、Flash動画だけでなく、コンパクトHTMLでは表現できなかったインタラクティブなサイトメニューなどの表現が可能になった点を挙げた。
■ 27日発表のFlash合成サーバを紹介
4社では、同製品を9月下旬にも発売予定で、注文受付を28日より開始。製品形状はラックマウントタイプで、CPUにPentium4 2AGHzを搭載、256MBメモリや80GBのHDDが装備される。価格はオープンプライス。 従来、天気予報サービスなどで、Flash Liteで気象情報を提供する場合、直接ページを書き換えるか、膨大な量のコンテンツを用意する必要があったが、今回の合成サーバーでは、CPはテンプレートとなるswfファイルを作成し、それと重ねあわせるための静止画やテキスト、サウンドなどのパーツを用意する。あとは設定に従って背景の画像と合成したFlashが生成される。 例えば、用意したいくつかのパーツを組み合わせて、サーバー上で複数パターンのコンテンツを作成したり、天気や株価情報など動的なリアルタイムなコンテンツの配信なども可能だという。手動入力も可能で、データベースと連動させて自動的に配信することもできる。高橋氏は、「スコアボード上に試合結果を配信するなど様々な利用方法が可能」とした。 また、メールと連動させて、テキストを背景と合成してより表現力の高いコミュニケーションなどができるという。 続いて、説明を行なったNECインターチャネルの池田氏は、合成サーバーの設置方法などについて説明した。 合成サーバーの設置形態は、クローズド環境に通常のサーバーと合成サーバーを設置する方法と、iモードサービス用のWebサーバーとともにグローバル環境に合成サーバーを設置する方法が選択できる。 なお、同製品のそのほかの機能として、合成のタイミングの設定機能や、合成後のコンテンツチェックなども利用可能となっている。
■ ＵＲＬ mobidec 2003 http://www.shoeisha.com/event/mobidec/ 製品情報 http://www.bandai-net.com/litework/ バンダイネットワークス http://www.bandai-net.com/ NECインターチャネル http://www.neic.co.jp/ ■ 関連記事 ・ 携帯向けFlashを動的に生成する「Lite Work for Flash Lite」 （津田 啓夢） 2003/08/28 22:59 | ||||||||||||||||||||||||
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