■ さまざまな端末へ供給されるSH-Mobileファミリー
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SH-Mobileシリーズ
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ルネサス テクノロジのブースでは、SH-Mobileシリーズ各種とそれらが搭載された携帯端末が展示されていた。
SH-Mobileは携帯電話などに使用されるアプリケーションプロセッサ。日立製CDMA2000 1x端末「A5303H」に搭載されたのを皮切りに、auの「A5305K」やDDIポケットの「AH-J3001V/J3002V」などに搭載され、その処理性能の高さに注目を集めている。最近ではNTTドコモの「N505i」にも供給されていることがアナウンスされたばかり。
会場には、初代の「SH-Mobile1」と、続くハイエンドモデル「SH-MobileV」、ミドルレンジモデル「SH-MobileJ」をそれぞれ展示。また、各プロセッサの脇には、SH-Mobileが搭載されている端末が出品されていた。
スタッフによれば、「各端末には、それぞれカスタマイズされたSH-Mobileが搭載されているため、必ずしも今回出展したモデルが搭載されているわけではない」と前置きした上で、「A5303HやAH-J3001VなどにはMPEG-4のハードウェアエンコードができるSH-Mobile1相当のプロセッサを供給した。また、最新のN505iには大容量のアプリ用メモリを搭載しているSH-MobileV相当のプロセッサを提供している」ことを明かした。
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ブース前面には、SH-Mobileを搭載した端末が展示されていた
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N505iには「SH-MobileV」相当のものが搭載されているという
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■ Bluetoothや無線LANに対応したSDIOカードやメモリースティック
ハギワラシスコムは、Bluetoothや無線LAN機能が搭載されたSDIOカードやメモリースティックを展示していた。2003年秋には無線LAN機能を搭載したSDIOカードを発売する方針で、価格は約10,000~15,000円になる見込み。
年内にはBluetooth対応のSDカードや無線LAN対応のメモリースティックを発売するとしており、その後も順次さまざまな機能を付加したSDIOカードやメモリースティックを販売していくという。
このほか、GPSやカメラ、歩数計などの機能を搭載したSDIOカードなども出品されていた。
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各種SDIOカード
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メモリースティックの無線LAN機能搭載モデルとBluetooth搭載モデル
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■ 日本無線、GEOFREE IIやAirH"PHONEを展示
独特の端末を供給するメーカーで知られる日本無線のブースでは、JIS保護等級7相当の耐水性能を持ったiモード端末「R692i GEOFREE II」や、メールやWebが定額で利用できるAirH"PHONE対応端末「AH-J3001V/J3002V」を展示していた。
スタッフによると「R692iは優れた耐水性能を持っているが2002年8月に発売されたため、本格的な夏は今年が初めて。是非その性能を楽しんで欲しい」という。また、「AH-J3001V/J3002V」については、「DDIポケットに供給するはじめての端末だが、掲示板などをこまめにチェックするユーザーなどには好意的に迎えられているようだ」とした。
いずれの端末とも、「ユーザーからの要望によっては、後継機を開発していきたい」と意欲をみせた。
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iモード端末「R692i GEOFREE II」
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AirH"PHONE対応端末「AH-J3001V/J3002V」
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■ URL
WIRELESS JAPAN 2003
http://www.ric.co.jp/expo/wj2003/
ルネサス テクノロジ
http://www.renesas.com/
ハギワラシスコム
http://www.hscjpn.co.jp/
日本無線
http://www.jrc.co.jp/
(鷹木 創)
2003/07/18 23:49
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