パナソニックモバイルコミュニケーションズでは、FOMA端末「P2102V」を中心に展示を行なっていた。また、8月以降に発売されるとされているP505iを出品。来場者の注目を集めていた。
■ P2102Vでシールプリント、リモコン、ナビゲーション
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SDモバイルプリンター「SV-P30」
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ブース内で最大面積の展示が行なわれていたのは、FOMA端末「P2102V」。SDメモリーカード利用して、松下電器のSDモバイルプリンタ「SV-P30」からシールプリントを印刷するデモンストレーションが実施されていた。
SDメモリーカード連携のデモでは、キオスク端末「COCOプリ」(ここぷり)でシールプリントの印刷なども行なわれており、同社のP2102Vを利用したSDカード戦略が垣間見られる内容となっていた。
また、同端末を利用してクレーン車の模型を動かすデモンストレーションも行なわれていた。これはP2102V2台でリモートコントロールを行なうというもの。1台をクレーン車に搭載し、もう1台で遠隔操作する。クレーン車はP2102Vのトーン音を検出して動く仕組みになっており、クレーン車を操作してフィールドのぬいぐるみを指定の場所に運ぶ。
このほか、iモード向けナビゲーションアプリ「快楽ナビ」のデモンストレーションも行なわれていた。
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「COCOプリ」
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プリントサンプル
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P2102Vを搭載したクレーン車
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上手く操作してぬいぐるみを獲得
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快楽ナビ
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携帯電話を使って快楽ナビのデモ
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■ シリーズ最薄のP505i、「Pのユーザーは薄さを求めている」
505iシリーズでは最後発となってしまったP505iだが、出品されていた実機には来場者が絶えることなく、高い人気を物語っていた。
スタッフによると、「QVGAを搭載した端末をいかに薄く作るかで、開発が難航してしまった。歴代のPシリーズを所有するユーザーはスタイリッシュを求める要望が強く、ハイエンドな505iシリーズでも妥協せず薄さを追及した」という。なお、P505iの厚さはシリーズ最薄の19.9mm。「メガピクセルのカメラは搭載していないが、充分ユーザーの期待にこたえる製品」だと自信をみせた。
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P505i
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内側にもカメラを搭載している
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■ PHSはデータ通信のみ 音声端末は九州松下から提供か
また、発売が延期されている無線LANと@FreeDのデュアル対応端末「P-in Free 2PWL」については、「動作検証に時間がかかっている。もう少し待って欲しい」とし、発売元のNTTドコモ同様の回答となった。
なお、現時点では、同社からPHSの音声端末を供給する予定がないともコメント。「昨年来、松下グループでは組織変更があった。その際、PHSを開発していた九州松下の部署も一部吸収し、パナソニックモバイルコミュニケーションズが設立された。現在PHSについては、データ通信端末を中心に提供する方針になっており、われわれから音声端末を提供する予定はない。ただし、九州松下に残った部署もあるのでそちらから供給される可能性はある」とした。
このほか、GSM対応端末「GD87/88」、「GD67」、「GD55」などが展示されていた。「GD87/88」はカメラ付き端末、「GD67」は背面に写真を入れることができるストレート型端末、「GD55」は77×43×17mm(高×幅×奥行)のコンパクトサイズな端末となっている。
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「GD87/88」
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「GD67」
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「GD55」
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「GD55」本体。大きい手の男性なら、いくつも持てるのでは
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下部には充電用の端子が
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ディスプレイは狭いながらも、メニューはアイコン表示
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■ URL
WIRELESS JAPAN 2003
http://www.ric.co.jp/expo/wj2003/
パナソニックモバイルコミュニケーションズ
http://panasonic.co.jp/pmc/
(鷹木 創)
2003/07/18 22:07
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