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【CeBIT 2003】
シャープ、システム液晶搭載のJ-SH010を展示
シャープのブースは、GSM端末を中心とした展示だったが、日本でまもなく発売となる「J-SH010」や、キーボード搭載のザウルス「SL-C700」なども出品され、全体としてはシステム液晶(CGシリコン液晶)を前面に押し出した展示内容となった。
J-SH010は日本向けの端末ということで、来場者の注目を集めるまでには至らなかったようだが、QVGAシステム液晶の見やすさ、解像感は今までの携帯電話向け液晶パネルのレベルとは段違い。文字表示、反応速度、発色、輝度どれをとっても申し分なく、説明員も「液晶のシャープ、ですから」と自信を見せていたほどだ。システム液晶は、今まで分離していたパネル部分と制御チップ部分を統合することにより、高精細・高解像度を実現したものだ。
J-SH010。曲線を活かしたデザインだ
ディスプレイの上部には「CG Silicon」の文字
ヨーロッパの町並みを表示。写真ではこのきれいさが伝えきれないのが残念だ
使い勝手やメニュー構造はこれまでのJ-SHシリーズと同じ
キー配列は一般的なもの
左からベールホワイト、フォーマルブラック、ターコイズブルー、ジュエリーシルバー
GXシリーズは、まさに欧州版J-SHシリーズというべきもので、メニュー構成や使い勝手もほとんど同じ。また、GSM900/1800のデュアルバンドだったGX10をトライバンド(900/1800/1900)対応にし、ディスプレイを通常のTFT液晶からトランスミッシブTFT液晶へと強化した後継機種「GX15」や、システム液晶、および35万画素のモバイルカメラを搭載し、スペック上ではJ-SH010とほぼ同じだという「GX20」の展示も見られた。
システム液晶を搭載したGSM端末、GX20。詳細は明らかにされていないが、スペック上ではほぼJ-SH010と同じだという
現行機種のGX10
こうしてみると日本の携帯電話のようだ
GX10のマイナーチェンジ版、GX15。トライバンド対応になったほか液晶がトランスミッシブTFTに変わっている
・ CeBIT 2003(英文・独文)
http://www.cebit.de/
・ シャープ
http://www.sharp.co.jp/
(伊藤 大地)
2003/03/18 12:13
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