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【IP.net JAPAN 2003】
NECインフロンティア、PDAやオフィスの電話を連携させたソリューション

「Pocket@i」は、オフィスの電話と通話できる
 NECインフロンティアのブースでは、XScale CPUを搭載した業務用PDA端末「Pocket@i」など、業務向けの製品が紹介されてた。

 「Pocket@i」は、小型のレーザスキャナを装備し、商品管理などのバーコード入力ができる業務用PDA端末。業務用ということから、耐衝撃、防滴構造が採用されている。同社では従来、PHS内蔵モデル(PW-WT21-02)と無線LANモデル(PW-WT21-01)を提供してきたが、2003年春には無線LANとVoIPに対応したモデルが発売される。価格は未定だが、20万円前後になるとのこと。

 また、音声通信ネットワークをフルIP化できる小規模事業所向けゲートウェイ「Aspire S」も展示。同製品では、オフィス向けのIP電話を束ねるゲートウェイとなり、従来のアナログ回線やデジタル回線による音声通信もサポートしている。携帯電話の電話帳データをオフィスの多機能電話機にコピーすることもできる。NECインフロンティアでは、「Pocket@i」と連携させるなど、事業所向けのネットワークソリューションを展開していくとしている。

 このほか参考出品として、Windows MessengerとオフィスのIP電話、PDAの3者間で情報共有できるサーバー「RTC Server」も紹介された。同製品では、オフィスのIP電話で通話すると、相手のメッセンジャーに通話中であることが表示されるなど、情報の共有が可能になるという。なお、デモ機はWindows 2000をサーバーにして動作しているが、製品化の際は.NETサーバーになるとのこと。


RTCサーバーの概要図。異なる通信装置で情報共有できる NECインフロンティアは、RTCサーバーなどの次世代IPテレフォニーシステムで、マイクロソフトと技術提携している

・ IP.net JAPAN 2003
  http://www.ric.co.jp/expo/ip2003/
・ NECインフロンティア
  http://www.necinfrontia.co.jp/


(津田 啓夢)
2003/02/26 18:08

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