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2003 Internatonal CES（以下CES）の開催にあわせて、プレス向けの展示会「Digital Experience!」も行なわれた。そこで、Digital Experience!で展示されていた製品の中から、ケータイ Watch読者にも関心が高いと思われるものを紹介することにしたい。 米コダック、三洋と共同開発の有機ELディスプレイ展示 米コダックのブースでは、三洋と共同で開発中の有機ELディスプレイが展示されていた。出展されていた有機ELディスプレイは、2.16インチで521×218ドット（デルタ配列）のパネルと、15インチで1280×720ドット（ストライプ配列）の2製品である。これらのパネルは、すでに国内の展示会でも何度か出展されているが、応用例として、任天堂のゲームボーイアドバンスに有機ELディスプレイを搭載した製品が展示されていた。有機ELディスプレイは、反射型液晶に比べて、コントラストが高く、視野角も広い。応答速度も高速なので、動きの速いアクションゲームも快適にプレイできるというメリットもある。もちろん、今回展示されていた製品はあくまで参考出品であり、実際に有機ELディスプレイを搭載したゲームボーイが発売される予定はないということだが、消費電力や寿命などの点がクリアされれば、数年後にこうした製品が登場する可能性は十分ありそうだ。まずはデジカメやビデオカメラのファインダー用や携帯電話のディスプレイ用として、2インチクラスの製品から量産を開始する予定とのことだが、15インチクラスの有機ELディスプレイについても、2～3年以内に製品化を予定しているという。
Kyocera Wireless、Palm OS搭載の3G端末をデモ Kyocera Wirelessでは、2002年6月に発表されたPalm OS搭載3G端末「Kyocera 7135 smartphone」（以下Kyocera 7135）を展示していた。Kyocera 7135は、Palm OS 4.1を搭載したPDAとCDMA Digital PCS、CDMA、アナログの3方式対応の携帯電話を一つにまとめた製品であり、同社のSmartphone QCP 6035（以下6035）の後継となる。Kyocera 7135では、65,536色表示可能なカラー液晶を搭載しているほか（6035では白黒液晶）、プロセッサの速度も60％向上するなど、機能が大幅に強化されている。また、SDメモリーカードとMMCに対応したカードスロットを装備しているほか、MP3の再生も可能である。大きさは100.8×61.6×29.7mmで、重量は186g。連続通話時間は最大3.5時間、連続待受時間は最大160時間である。なお、Kyocera 7135は、2002年末に北米で出荷が開始されているが、今のところ日本での発売予定はないという。
・ 2003 International CES（英文） http://www.cesweb.org/ ・ コダック（英文） http://www.kodak.com/ ・ ニュースリリース（コダック） http://www.kodak.co.jp/JP/ja/corp/news/02037kdp.shtml ・ 「Kyocera 7135」製品ページ（英文） http://www.kyocera-wireless.com/7100_phone/7100_phone_series.htm （石井英男） 2003/01/14 13:33 | ||||||||||||
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