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【LCD/PDP International 2002】
凸版と米イー・インク、柔軟性を活かした「ActiveFlex」技術
ActiveFlex技術によるディスプレイを搭載したICカード
10月30日~11月1日の3日間、パシフィコ横浜において、ディスプレイや液晶パネルの展示会「LCD/PDP International 2002」が開催されている。本誌では、モバイル関連の技術などを中心にお伝えする。
凸版ブースには、電子ブックやメールビューワー、新聞サイズのテキストも閲覧可能なビューワーなどがコンセプトモデルとして出展されていた。米イー・インクが開発した電子インクは、帯電した白と黒の顔料を内包したマイクロカプセルが薄いフィルムに塗布されているというもの。コンセプトモデルの各ビューワーに利用されており、高い省電力性と視認性が特長。
ブースの片隅には参考出品として、「ActiveFlex」技術で製作された厚さ0.3mmというディスプレイが展示されていた。「ActiveFlex」技術は、その他のビューワーと同じ電子インクで描画を行なっているが、電子インクが塗布された薄いフィルムの背面板が通常のガラスではなく、薄い金属板が用いられている。担当者によると、「ICカードなどへの応用が想定できる。財布やポケットにいれても、充分な柔軟性によって、ある程度の負荷まで耐えることができる」という。
また、「現在はモノクロ表示だが、カラー化も進めている。そうなれば携帯電話の画面にも応用可能で、“曲がるディスプレイ”が採用されれば、端末のデザインがもっと自由になる」とのこと。
切手よりやや大きいサイズの「ActiveFlex」ディスプレイ
PDAや電子ブックサイズの「ActiveFlex」ディスプレイ
電子インクの構造や特長を説明したパネル
凸版とイー・インクが予定している電子ペーパー製品のロードマップ
雑誌サイズのビューワー
電子書籍タイプや手帳に装着して利用するタイプの電子ペーパー
・ LCD/PDP International 2002
http://expo.nikkeibp.co.jp/lcd/
・ 凸版印刷
http://www.toppan.co.jp/
・ イー・インク
http://eink.com/
(関口 聖)
2002/10/30 17:08
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ケータイWatch編集部
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