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WORLD PC EXPO 2000(10/17~10/21)
【PC EXPO】ドコモ、Pocket PC端末やJava iモードのデモ
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10月17日から21日までの5日間、「WORLD PC EXPO 2000」が東京ビッグサイトで開催される。17日は特別招待日で一般公開は18日から。しかし特別招待日とはいえ、17日も入場者はかなり多かった。
CEATECが終わったばかりということもあり、通信事業者の出展は少なかったが、ドコモはブースを設けて現行の製品ラインナップからW-CDMAのデモなどを行なっていた。ここではドコモブースの出展をレポートする。
展示は、音楽配信端末や映像配信端末のモック、IMT-2000対応端末の試作機やモックアップなど、すでにCEATECやNTTグループの展示会などでご紹介したものが多かったが、メール端末コーナーでPocket PC端末が参考出展されており、注目を浴びていた。
Pocket PC端末は、参考出展で詳しい仕様などは明らかにされていないが、展示機はコンパクトフラッシュ Type IIスロットを装備しており、P-in Comp@ctが装着されていた。カシオのPocket PC「E-700」ではコンパクトフラッシュが利用できないのが残念、というユーザーは期待したいところ。ただし、コンパクトフラッシュType IIスロットを装備していることもあり、カシオの「E-700」よりはいくぶん厚みがあるようだ。価格など詳細は未定だが、年内には製品化する方向だという。
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ドコモで展示されていたPocket PC機。別売かどうかは不明だが、キーボードも展示されている。キーボードは、コンパクト型のメール端末「パクティ」で採用されていた、片手入力が可能なCUT Key配列となっている
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コンパクトフラッシュ Type IIスロット装備で、P-in Comp@ctが利用できる。また、記録媒体としてSDカードよりも大容量で、価格的にも手ごろになってきたコンパクトフラッシュが利用できるのもメリット。ただしE-700よりじゃっかん厚みが出ている印象
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また、Java対応端末は、ハードの展示はないものの、Java対応端末で受けられるサービスのイメージがわかるデモをパソコン上で行なっていた。デモの内容を見る限りでは、ダウンロードしたJavaアプリケーションが自動的に登録される「iJava」というメニューが新たに設けられ、Javaアプリケーションの利用は「iJava」メニューから行なうようだ。アプリケーションから、Webサイトへの通信は、ゲームのダウンロードのようにある程度容量の大きいものについては、「ダウンロードしますか?」という形で聞かれる。逆に、銀行のオンラインサービスの利用イメージで、登録済みの振込み先などは、選択すれば読み出しが行なわれる。
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「iMenu」の下に「iJava」のメニューが。ダウンロードしたJavaアプリケーションはここで一覧できる
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デモは、ポーカーゲーム、RPG、競馬、オンラインバンキング、オンライン証券取引、チケット購入などができるMyコンビニなど
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「Myコンビニ」の利用イメージ。予約したチケットなどをコンビニの端末で購入券をプリントアウトして購入できる。ローソンとの提携が発表されており、具体的にはローソンのロッピー端末が利用できるようになると見られる
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デモを見た範囲では、ポーカーゲームなど単純なものは、1回ダウンロードすれば携帯電話内に保存されたJavaアプリケーションを呼び出すことで、通信料はかからずに遊べるようだ
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ほかに、W-CDMAのデモコーナーもあり、こちらもiモードのサービスデモが人気を集めていた。デモでは、W-CDMAの高速通信を活かした動画を使ったスポーツニュースや新作ゲーム情報などが見られる。野球の試合結果などは、お気に入り選手のホームランシーンなどが動画で見られるため、テレビのスポーツニュースを見逃した場合など重宝しそうだ。ただしW-CDMA導入時に、通信コストがどうなるかまだ発表されていないため、動画を受け取る料金がどのくらいかかるのかが気になるところだ。
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W-CDMAのデモコーナー。サービスイメージがわかるようにデモを行なっている
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W-CDMAを使ったiモードのデモ。スポーツの結果や、新作ゲームのデモなどを動画で配信するサービスなどのデモを行なっていた
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■ URL
WORLD PC EXPO 2000のホームページ
http://wpc.nikkeibp.co.jp/wpc/
(工藤 ひろえ)
2000/10/17 21:30
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