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NECのブースでは、現在発売中の「J-N05」や「N504i」などが来場者の注目を浴びていた一方で、同社の提案するコンセプトモデルも数多く出展されていた。PDAタイプやタブレットPCを小型化したような形状のもののほか、ラグビーボールのような「マルチメディア・エッグ」といったモックアップが展示されていた。 これらコンセプトモデルのうち、「ポケットPCフォン」として参考出展されていた端末は、手にとって操作できるようになっていた。画面上部に「W-CDMA」のロゴがプリントされており、胸ポケットなどへの収納を前提に設計されているというリモコン機能付きスタイラスでの操作が可能で、プリセットされた動画を再生するデモなどが行なわれていた。CFカードなどのスロットは装備されておらず、通信モジュールは内蔵されるタイプ。担当者は「スペックや発売時期は未定。こういうものを作っていければ、という夢」と語っていた。 コンセプトモデルの横では、NECがこれまで世に出してきたショルダーフォンやアナログ式携帯電話など過去のモデルや、欧州市場や台湾市場向けに提供されている「n21i」も展示されていた。
このほか、同ブースでは携帯電話を利用したチケットレスシステムのデモも行なわれていた。Javaアプリケーションを利用するものだが、ユーザーは前もってプログラムをダウンロードする必要がなく、赤外線通信経由で自動的にインストールされるという。 またインストールされたプログラムはチケット購入機能のほか、実店舗の会員証やポイントカード機能も内包した「基盤ソフトウェア」となっており、ユーザーがチケットを購入する際には、自動的に対応する機能が起動するという仕組みが用いられている。担当者によれば、インストールされた「基盤ソフトウェア」は、POSレジなど赤外線通信の相手と相互に認識するため「セキュリティも保たれる」としている。
・ CEATEC JAPAN 2002 http://www.ceatec.com/ ・ NEC http://www.nec.co.jp/ （関口 聖） 2002/10/02 19:57 | ||||||||||||||||
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