■ LinuxベースのPDA2つ
LACCのSouth HallではLinuxベースのPDAが2つ展示されていた。一方は機能のゴージャスさを、もう一方はシンプルさを追求している。
YOPYは、韓国のメーカーG.Mateが開発したLinuxベースのPDAだ。大きさは128.8×83.5×22mm(高×幅×奥行)で240×320ドットのTFTカラー液晶を装備。OSはARMLinux、メモリは32MB内蔵、コンパクトフラッシュメモリに対応している。MP3再生機能があり、インターネットやE-Mailには携帯電話か内蔵のワイヤレスモデムで接続することになる。また、デジカメやテレビチューナーをオプションとしてつけられる。展示では、ヘッドマウントディスプレイが接続されていた。2001年の春に600ドル程度で発売予定。
|
|
カラー液晶のYOPY
|
デジカメを装着した場合
|
もうひとつは香港の会社Agenda Computingが開発したAgenda VR3だ。バッテリーなしの状態で約113g(4オンス)と軽量で、240×160ドットの白黒液晶を搭載。メモリは8MB内蔵で外付けの33.3kbpsモデムやキーボードなどがアクセサリーとして用意されている。こちらも2001年春に発売予定で、予価は149ドル程度となっている。
|
|
|
ふたを閉めた状態
|
4.5×3.0×0.8インチ(約11×7.6×2cm)の大きさ
|
Agenda VR3用モデム
|
■ COMPAQは無線LANカード内蔵試作機を展示
|
無線LANカードを内蔵したCOMPAQのノートPC試作品
|
COMDEXの先行イベントMobile Foacus2000(モバイルメーカーとその新製品の先行展示会)などで展示されていたのがCOMPAQの無線LANカード内蔵型のノートPCの試作機。IntelのIEEE 802.11bの Intel PRO/Wireless 2011 LAN PCカードがマシンの蓋側の銀色の部分に内蔵されている。
■ カシオ、Crusoe搭載CASSIOPEIA FIVAを展示
|
ケースに入れられているので実際に触ることはできなかった
|
カシオブースではかねてから予定されていたとおり、Crusoe搭載機のCASSIOPEIA FIVAが展示されていた(ちなみにリリースはこちら)。A5サイズで厚さ約21mm、重量は約972gと1kgを切る。液晶は8.4インチのTFTを採用、解像度はSVGA(800×600ドット)。バッテリー駆動時間は6~9時間。56kbpsモデム内蔵で100Base-TX LANに対応する。2001年前半期に発売予定だ。
■ URL
COMDEX/Fall 2000ホームページ(英文)
http://www.key3media.com/comdex/fall2000/
(西尾ゆき)
2000/11/21 00:00
|