![090919_01.jpg](https://k-tai.impress.co.jp/blog/assets_c/2009/09/090919_01-thumb-200x150.jpg)
タッチパネルを使った文字入力方法には、手書きとソフト10キーの2通りが用意されている。さらに手書きには「画面全面手書き」と「文字枠を使った手書き」の2つの方法が利用できる。手書き入力になぜ2通りの方法があるのだろうかと当初は思ったが、スタイラスペンで文字を書くときは文字枠を使ったほうが紙に直接文字を書く感覚ですらすらと入力できるし、指先で文字を書くときは画面全体を使って文字の細かい部分をしっかり書くことができるわけ。なるほど、人間側が指、スタイラス、キーボードと、複数の「入力デバイス」を使い分けるのであれば、文字入力方法も複数がサポートされるということなのだろう。
ところで筆者の購入した「N97」は香港販売品で、当然のことながら中国語の手書き入力、すなわち漢字を手書きできる。ところがなぜか日本のひらがなやカタカナも手書き入力できてしまうのだ。海外で携帯電話を買っても日本語が利用できる端末は皆無に近い(例外はiPhoneくらいか)。N97もヨーロッパ版などは英文字しか入力できないが、香港やシンガポール版などの中国語対応バージョンであれば日本語が書けてしまうのである。
![090919_02.jpg](http://k-tai.impress.co.jp/blog/assets_c/2009/09/090919_02-thumb-200x150.jpg)
おかげでN97は海外に居住している筆者のメイン端末として毎日活躍してくれている。例えば日常的なメッセージの返事や電話帳登録などは長文を入力する必要がないため、手書きでサクサクと日本語が入力できる利便性は非常に高い。海外で困るのが「日本語の使えるケータイが無い」ことだが、iPhoneだけではなくN97も海外居住の日本人にお勧めしたくなる端末だ。