新生活特集2017
新年度からのネット回線、工事不要な「WiMAX 2+」はホントのところアリか?ナシか?
速度制限改定でより「自宅向け」になったWiMAX 2+のメリットは?
提供:ニフティ
2017/03/13
今までの生活をそのまま続ける人も、会社や学校で新生活を始める人も、新年度というのはいろいろなことを見直すきっかけになる時期だ。インターネット接続環境もその一つ。「固定回線なんていらない?」「でもテザリングじゃぁ……」。そんな悩みを解決する一つの答えは「WiMAX 2+」かもしれない。
固定回線か? スマートフォンのテザリングか?
高いし、工事が面倒だし、機器の設置もよくわからない。そもそも、家で過ごす時間もそんなにないから、固定回線はもったいない……。
新年度を迎え、自宅のインターネット接続回線の新設、もしくは変更を検討している人にとって、新生活の通信回線をどうするかは、とても頭のイタイ問題だ。家族みんなで使うなら、手間やコストをかけてでも、速度と安定性が得られる固定回線を敷設するメリットが大きいが、一人暮らしとなると、そこまで使うわけではないし、毎月の負担が大きくなるのも避けたいところだ。
では、手持ちのスマートフォンのままで乗り切れるか? というと、これもちょっと難しい。最近では、テレワークなどの在宅勤務で自宅と会社のネットワークをつなぐ例も増えてきたうえ、学生であっても一部の講義をインターネット経由で受講したり、レポートを提出しなければならないのが当たり前だ。
ちょっとした調べもの程度ならスマートフォンのテザリングで済ませることもできるが、大学生や社会人ともなると、回線を利用する頻度も高くなり、テザリングだけで何とかなる状況ではなくなってしまう。テザリングで通信容量を使い果たしてしまって、外出先でスマートフォンが使いものにならなくなってしまっては、元も子もない。
そこで検討したいのが「WiMAX 2+」だ。スマートフォンなどと同じ電波を使った通信方式でありながら、下り最大440Mbpsの高速通信が可能な通信サービスだ。もしかすると、WiMAXはモバイル向けというイメージが強いかもしれないが、自宅に設置する据え置きタイプのWiMAX 2+ルーターも提供されており、今や固定回線の代わりに自宅のインターネット環境として利用するユーザーも少なくない。
新生活の通信回線として、WiMAX 2+が注目されるポイントは、果たしてどこにあるのだろうか? その実態に迫ってみよう。
WiMAX 2+が新生活向きな4つの理由
WiMAX 2+が新生活に向いている理由は以下の4つとなる。
- 回線工事の手間がない
- 工事費用もかからない
- 開通までがスピーディ
- 引っ越してもそのまま使える
前述したように、WiMAX 2+はスマートフォンと同様の電波を使った通信回線となる。このため、固定回線のように宅内にケーブルを引き込む工事の必要がない。
固定回線の場合、あらかじめ電話で工事日を相談したり、工事当日に立ち会ったりと、何かと時間を取られてしまう。引っ越しと同時に開通したくても、スケジュールが合わなければなかなかそうはいかない。新生活シーズンは、工事のスケジュールも混雑しているため、自分の都合に合わせて工事日を決めることすら難しいだろう。
これに対して、WiMAX 2+なら自宅側の工事は一切必要ない。事前にサービスを申し込んでおけば、自宅に「ホームルーター」と呼ばれる通信機器を設置するだけで、すぐにインターネット接続を利用できるようになる。
工事の予定を調整する必要もなければ、工事担当者を自宅に入れる必要もなく、当然、工事費用もかからない。しかも、引っ越し当日でも、機器さえ設置すれば、すぐに利用できるというわけだ。女性の一人暮らしなどで、なるべく自宅に他の人を入れたくないという場合でも、安心して利用できるだろう。
また、将来的に引っ越しが必要になったときも心強い。移転の手続きも必要なければ、もちろん工事も必要ない。単に、ホームルーターを引っ越しの荷物と一緒に持ち運び、新居で再び電源を入れるだけでかまわない。
もちろん、新居がWiMAX 2+のサービス提供エリアである必要はあるが、WiMAX 2+は都市部を中心に、日本全国、ほとんどの地域で利用可能になっている。
エリアによって対応する通信速度や通信品質に違いはあるが、こちら のWebページから「〇」「△」「×」の3段階で調べることもできる。事前に自宅の場所や引っ越し先の状況を調べておくといいだろう。
速度制限の改定など、いろいろ良くなったWiMAX 2+
そうは言っても、WiMAX 2+に対して、モバイルルーターのイメージを強く持っている人は、果たして本当に固定回線の代わりになるのか? と疑問を感じているかもしれない。
まず、速度に関してだが、最大1Gbpsクラスの固定回線に比べると速度は劣るが、それでも実効で数十Mbps~100Mbpsの速度を実現できると考えていい。従来の220Mbps対応時のものだが、こちら のWebページで、各エリアで実際に通信速度を調査した結果も掲載されているので参考にするといいだろう。
実効で50Mbps前後のスピードであれば、実際にはマンションなど複数戸で共有するタイプの光ファイバーサービスと同等と言ってもいい。電波を使うWiMAX 2+の場合、エリアや建物の構造などによって速度は異なるが、固定回線とかけ離れたものでは決してないわけだ。
続いて、多くの人が懸念している速度制限についてだ。
多くの人が利用しているスマートフォンの回線では、2つの点で通信速度が制限される場合がある。1つは契約しているプランの容量(5GBなど)を超えてしまった場合、もう1つは、通信事業者によって規定の有無や内容に違いがあるが、一定期間内にあらかじめ決められた容量を超えた大量の通信をしてしまった場合だ。これらの制限が適用されると、一般的なスマートフォンの回線は通信速度が128Kbpsなど、極端に制限されてしまうことになる
WiMAX 2+にも、同様の制限はあるが、その条件はスマートフォン回線に比べ、比較的緩い。
まず、プランによる制限だが、契約する事業者によって料金体系が異なる場合があるものの、契約期間が2年間の定額制の料金プラン(ギガ放題)を利用すれば、基本的に月間容量による制限はない(au 4G LTEを併用できるモードでは積算容量が7GBを超えると月末まで128Kbpsに制限されるので注意)。
一方、直近3日間など、一定期間内に大量の通信をした場合の速度制限の条件が、2017年2月2日以降から大幅に緩和された。
従来は、直近3日間で合計通信量が3GB以上になると、翌日の13時から翌々日の13時頃まで終日、速度が低く(YouTube動画標準画質が視聴可能な水準の速度)制限されたが、現在では直近3日間の制限が10GBにまで拡大され、制限される時間帯も18時頃から翌2時頃までと短くなった。制限後の速度もはおおむね1Mbps、メールやWebの利用などには実用的な速度を確保できるようになっている。
スマートフォンをテザリングで使うのではなく、WiMAX 2+を新たに契約するメリットは、言わばここにある。
スマートフォンでは常に通信容量を気にしながら使う必要があるが、WiMAX 2+なら同じ感覚で使っても制限がかかるまで余裕があるうえ、万が一、制限がかかったとしても実用上の不便を感じることはほとんどないだろう。
まとめると、WiMAX 2+の速度制限まわりの特長は下記の通りだ。
1.速度制限になりにくい
速度制限は、通信量が直近3日間で10GBにならないと発生しない。月間の通信容量は無制限なので、例えば1日3.3GBずつ通信する分には、絶対に速度制限にならない。スマートフォン向けのゲームをダウンロードしたり、YouTubeなどストリーミング形式の動画サービスを楽しむ分には十分以上に使える。
2.速度制限になっても使いやすい
家庭用の大作ゲームや超高画質の映画など容量が大きいデータはダウンロードすると速度制限になりやすい。ただ、速度制限の対象時間帯は翌日のPM6:00~AM2:00頃となるので、ダウンロード自体は問題なく行えるし、日中は制限なしの速度で使える。制限後の速度自体も1Mbps程度と高速なので、Webブラウザやメール、LINEなどのソーシャルメディアは問題なく利用できる。
新型ホームルーター「Speed Wi-Fi HOME L01」はスタイリッシュでカンタン
WiMAX 2+には、モバイルルーターなど、さまざまな機器が用意されているが、自宅のインターネット接続回線として使うのであれば、据え置き型のホームルーターがおすすめだ。
たとえば、最新の「Speed Wi-Fi HOME L01」は、ホワイトを基調にした円筒形のデザインで、非常にスタイリッシュ。
セットアップも簡単。箱から取り出して、底面からSIMを挿入し、付属の電源アダプタをつないで電源を入れれば準備は完了だ。
パソコンやスマートフォン、タブレットなどの機器でWi-Fi接続画面を開き、接続先を指定して接続するだけでいい。WPSによるボタン設定もサポ―トされている。これなら、回線やパソコンの設定に慣れていない人でも迷わず使えるだろう。
実際の速度も優秀だ。筆者宅にて実際に速度を計測してみたところ、下り60.65Mbps、上り20.85Mbpsの結果となった。「Speed Wi-Fi HOME L01」は、本体前面のランプでWiMAX 2+の通信品質を確認できるが、4つあるランプがすべて点灯し、通信状況も良好だった。
PCからWebページを閲覧したり、Youtubeで動画を見るといった使い方をしても、遅いと感じることや違和感を覚えることはほとんどない。たとえば、Youtubeで見たいシーンを移動しても再生が即座に開始され、待たされることはない。正直、一般的なシーンなら光ファイバーとほとんど変わらない印象だ。
これなら、インターネット接続回線として十分に使えるだろう。
電気やスマホとまとめて割引も。こんな人にこそWiMAX 2+
このようにWiMAX 2+は、新生活のインターネット接続回線として有力な選択肢の1つと言える。新生活に限らず、既存のモバイル通信環境を置き換えるのにも適したサービスだろう。
WiMAX 2+は、さまざまな事業者からサービスが提供されているが、料金的にもお得なプランが狙い目だ。
たとえば、@niftyが提供するサービスでは、WiMAX 2+のサービス利用料が最大3か月無料(@nifty基本料金除く)になるキャンペーンを実施している(4か月目以降は月額4,100円(@nifty基本料金除く)で「WiMAX 2+ Flat 2年 ギガ放題」を利用可能)。
同社では、他のサービスとのセット割プランも提供しており、WiMAX 2+を格安SIMサービスの「NifMo」と電力サービスの「@niftyでんき」と組み合わせることで、3つのサービスをまとめてお得な利用料金で使うことが可能となっている。
スマートフォンと電気、そして自宅のインターネット接続回線と、現在使っているサービスが本当に自分に合っているのかを、新年度を迎える前のこの時期に見直してみてはいかがだろうか。
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