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「HUAWEI P30」使いこなしのポイントはコレだ!

Leicaトリプルカメラを搭載したSIMフリースマートフォンとして発売されたファーウェイのハイエンドモデル「HUAWEI P30」。ここでは5つのテーマに沿って、HUAWEI P30の魅力に迫りながら、その使いこなしをチェックしてみよう。

SIMフリースマートフォン「HUAWEI P30」

使いこなし:その1「トリプルカメラを活かして、もう一枚!」

ファーウェイ製端末の魅力といえば、やはり、複数のカメラで構成するマルチカメラだ。なかでも2016年の「HUAWEI P9」からスタートしたドイツの老舗光学機器メーカー「Leica」との協業で生み出された「Leicaカメラ」は、モバイル業界だけでなく、カメラ業界でもアワードを獲得するなど、高い評価を受けてきた。

「Leicaトリプルカメラ」を搭載

今回発売された「HUAWEI P30」にもLeicaとの協業によって開発された「Leicaトリプルカメラ」が搭載されている。これまでも昨年の「HUAWEI P20 Pro」などで、3つのカメラを搭載するシステムは実現されてきたが、今回はカメラのイメージセンサーも含め、まったくの新設計。なかでも3つのカメラの内、広角カメラには最上位機種の「HUAWEI P30 Pro」と共通の新開発「RYYB」方式の約4000万画素イメージセンサーを搭載する。F1.8の明るいレンズ、Leicaのノウハウを活かした画像処理エンジン、HUAWEI Kirin 980を活かしたAI技術とも相まって、いつでもどこでも美しい写真を撮ることができる。

HUAWEI P30にはこの「広角」カメラのほかに、約1600万画素イメージセンサーの「超広角」カメラ、光学3倍の望遠撮影が可能な「望遠」カメラも搭載されており、この2つのカメラがさらに撮影できるシーンを拡大している。

いつでもどこでも美しい写真が撮れる

まず、[カメラ]アプリを起動したとき、最初に起動するのが「広角」カメラだ。3つのカメラの内、もっとも多くのシーンで活用できるカメラで、ポートレートから食事、街中の風景など、あらゆるシチュエーションで的確に撮影ができる。

しかし、もう少し遠くの写真を撮りたいときは、画面内右側(横向きのときは下側)に表示されている「1x」というボタンをタップすると、[3x]と表示され、光学3倍の望遠カメラに切り替わる。それでも被写体が遠いときは、[3x]のボタンをタップすると、光学ズームに画質劣化を抑えたズームを組み合わせたハイブリッド5倍ズームに切り替わる。これでかなりの遠景を撮影することが可能だ。

さらに、「5x」と表示されたアイコンを上方向(横向きのときは左方向)へドラッグすると、デジタルズームを組み合わせ、最大30倍までズームすることができる。これを使えば、HUAWEI P30 Proのレビューなどでも触れた月の撮影も可能になる。HUAWEI P30 Proの最大50倍には一歩譲るが、条件が整えば、かなり大きく撮影ができるので、この夏、晴れた日の夜に空を見上げて、月や星の撮影を試して欲しい。

1x

3x

5x

一方、今までとちょっと違ったテイストで撮影できるのが「超広角」カメラだ。HUAWEI P30の広角カメラの焦点距離が27mm(35mm換算)であるのに対し、「超広角」は17mmで、一般的なコンパクトデジタルカメラよりもグッとワイドに撮影できる。たとえば、人物を撮影しながら、背景もいっしょにに撮りたいときなどに便利で、旅先などで史跡や名所などの建物をバックに記念写真を撮るとき、「超広角」カメラに切り替えれば、人物を大きく写しつつ、背景もしっかりとワイドに捉えた構図で撮影できるわけだ。

超広角での作例

30倍ズームで船に寄ってみる

ちなみに、「超広角」カメラへの切り替えは、前述の「1x」のボタンをくり返しタップすると、表示が「広角」に切り替わるほか、ピンチインの操作で画面中央に「0.6x」と表示されれば、もっともワイドに撮影できる状態に切り替わる。

また、「超広角」カメラはレストランなどで撮影するとき、料理を手前で写しつつ、ワイドな背景で店の様子もいっしょに収めたり、横向きに構えて、料理と周囲をいっしょに写すといった使い方もできる。「広角」カメラや「望遠」カメラも便利だが、シーンによっては「超広角」カメラに切り替え、もう一枚、撮ってみると、『映える写真』が撮影できるはずだ。

使いこなし:その2「ポートレートとアパーチャを使いこなそう」

ファーウェイが道を切り開いたマルチカメラの真骨頂といえば、やはり、背景をぼかし、メインとなる人物などの被写体を際立たせた写真だ。従来のスマートフォンのカメラでは難しかった一眼レフで撮影したような写真を誰でも簡単に撮ることができる。同時に搭載されているビューティモードなどのエフェクトを組み合わせれば、グッと映える写真を撮影でき、撮られる側の友だちや家族からのウケも格段に良くなるはずだ。

まず、HUAWEI P30で[カメラ]アプリを起動すると、まず最初に「写真」モードが利用できるが、人物にカメラを向けると、AIによる被写体認識により、「ポートレート」と自動で認識される。このポートレートと認識された状態では、人物にピントが合わせられ、自然なレベルで肌などが補正され、周囲の明るさも調整された状態で撮影される。

ポートレートモードで撮影 モデル/宗田 淑(オスカープロモーション)

これに対し、画面中段やや下のカメラモードを「ポートレート」に切り替えて、撮影することもできる。この「ポートレート」モードでは人物が検出されると、画面のやや下の右側にビューティー効果、画面やや下の左側にボケ効果のアイコンが表示され、それぞれをタップすると、設定を変更できる。ビューティー効果はすでにおなじみだが、スライダーを動かすことで、美肌などの効果を10段階で調整できる。初期設定は「5」で、一度は「10」や「1」に切り替えて、効果の差をチェックしてみよう。

ポートレートモード

ビューティレベルは初期設定は5で、1~10段階に調整できる

背景効果は8種類用意されている

ボケ効果については、背景をぼかしたとき、照明なども含め、どんな効果を加えるのかを設定できる。「ブラインド」や「ポップ」など、8種類の効果が用意されているが、夜景をバックに撮るときは、「ハート」に設定すると、少しぼかした背景の照明がハート型に処理される。女性を撮るときにはおすすめしたい設定だ。

背景効果をハートで撮影してみた例

日中でもハートが処理されているのがわかる

このポートレートモードと並び、ボケ味の利いた写真を撮るときに使えるのが「アパーチャ」モードだ。「ワイドアパーチャ」とも表現されているが、このモードで撮影しておくと、撮影後の写真に「フィルタ」の効果を加えたり、絞りを調整して、背景のボケ具合を調整できる「ワイドアパーチャ効果」を加えることができる。

実際の手順としては、カメラのモードを「アパーチャ」に切り替えて、HUAWEI P30を被写体に向けると、画面やや下の右側に「アパーチャレベル」を設定するアイコンが表示されるので、これをタップして、撮影時に背景のボケ具合いを調整する。初期設定は「4」だが、下は「0.95」、上は「16」まで変更でき、値が小さいほうが背景をよりぼかすことができる。ちなみに、この「アパーチャ」では2メートル以内の被写体を強調するため、強調したい被写体と離れているときは、すこし近くまで寄ってみるのがおすすめだ。食事などをアパーチャで撮影すると、背景のコップや他のお皿がぼけて、メインの料理だけを強調することができる。

アパーチャモードでの作例

アパーチャで撮影したら、[ギャラリー]のアプリを起動する。表示された写真の一覧の内、「アパーチャ」で撮影した写真はサムネイルにシャッターのアイコンがいっしょに表示されるので、すぐに判別ができる。

ギャラリーのアプリを起動する

アパーチャで撮影した写真にはシャッターアイコンが表示される

「アパーチャ」で撮影した写真を表示すると、画面の上段に「(i)」のアイコンの隣にシャッターアイコンが表示されるので、これをタップする。ワイドアパーチャ効果を設定できる画面に切り替わるので、ピントを合わせたい被写体をタップしたり、画面下段のスライダーを切り替えて、絞りを変更することで、ボケ味の効き具合いを調整できる。

シャッターアイコンをタップする

絞りを変更することができる

隣に表示されている「フィルタ」のアイコンをタップすれば、「ペンシル」や「コミック」「モノクロ」「ピンホール」「ミニチュア」といった効果を加えることも可能だ。たとえば、人物をタップしておき、フィルタで「モノクロ」をタップすれば、人物の色合いはそのままに、背景だけをモノクロにした凝った写真を作ることができる。

使いこなし:その3「HUAWEI P30は暗闇と夜景に強い!」

ここ数年、スマートフォンのカメラ性能の競争が激しくなってきている。従来は写真を撮って、自分で楽しむことが中心だったが、FacebookやTwitter、Instagramなど、他人に写真を見せる機会が増えてきたことで、カメラへの注目度は今まで以上に高まっている。

FacebookやTwitter、Instagramなどでセルフィー写真を載せる人にはカメラ機能は欠かせない

そんなスマートフォンのカメラ性能の差はどこで見えてくるのだろうか。一見、イメージセンサーの画素数ばかりに注目が集まりそうだが、実はそれ以外にもっと明確に差が見えると言われてきたものがある。それが暗いところでの撮影だ。

各社ともスマートフォンのカメラ性能の高さを積極的にアピールしているが、年々、イメージセンサーやレンズ、画像処理エンジンの性能が向上しているため、ある程度、条件が整っている環境の写真では、なかなか差が見えないことが多い。たとえば、昼間の屋外や照明のある室内など、条件のいいところで撮影したときは、どうしても差が見えにくくなってしまう。

これに対し、もっとも性能差が見えてくるのが暗いところでの撮影だ。スマートフォンのカメラはかつてのケータイ時代からの流れもあり、室内での撮影はある程度考慮されており、一般家庭の居室の明るさであれば、何も問題なく撮影できるはずだ。ところが、部屋の明かりを消し、誕生日ケーキのロウソクのみといったシチュエーションになると、機種ごとに、かなりの差が見えてくる。

ファーウェイ製スマートフォンに搭載されてきたLeicaカメラは、イメージセンサーの性能に加え、Leicaレンズ、Leicaカメラで培われた画像処理、ファーウェイのAI技術などを組み合わせることで、暗いところでも十分に明るい写真を撮ることが可能にしてきた。今回のHUAWEI P30もこれまでの流れを受け継いでいるが、これまでの製品とは違った取り組みによって生まれた新世代のLeicaカメラが搭載されている。

ファーウェイのAI技術なども組合される新世代のLeicaカメラ

一般的に、カメラのイメージセンサーは、光を受けるフォトダイオードの上に、RGGB配列のカラーフィルターを重ね、カラーの信号を受け、写真を生成している。これに対し、今回のHUAWEI P30にはこれまでの常識を覆すRYYB配列のイメージセンサーをセンサーメーカーと共同で新たに開発し、搭載している。RYYB配列のイメージセンサーはRGGB配列のイメージセンサーに比べ、光を40%も多く取り込むことに成功しており、光量が少ないシーンでも被写体を捉え、撮影することを可能にしている。

このRYYB配列のイメージセンサーに加え、チップセットのHUAWEI Kirin 980に組み込まれた画像処理プロセッサ、Leicaレンズなどを組み合わせることで、暗いところでも美しく写真を撮影できるようにしている。たとえば、真っ暗な夜間の屋外でもISO感度204800の力により、星空などを輝きを捉えることができたり、子どもが寝静まった暗い部屋でも幸せそうな寝顔をそのまま撮影することができる。なかでもぜひ試して欲しいのが月の撮影で、最大30倍のデジタルズームとAIによる被写体認識により、スマートフォンで撮ったとは思えないほどの写真を撮ることができる。

また、ファーウェイ製スマートフォンのアドバンテージとして、広く知られているのが「夜景」モードだ。もちろん、今回のHUAWEI P30にも搭載されており、さらにAIによる手振れ補正機能「HUAWEI AIS」が活躍する。シャッターを押してからの数秒間、撮影を続けながら手振れや露光補正を行うため、手持ちの撮影でも美しい夜景写真などを撮影することができる。

ファーウェイ製のアドバンテージである「夜景」モード

「夜景」モードでの作例

具体的な撮影方法をチェックしてみよう。[カメラ]アプリを起動し、夜景にHUAWEI P30を向けると、「写真」モードのままでもAIがシーンを「夜景」と認識することがあり、そのまま撮影することが可能だが、画面やや下段の「写真」を右にスワイプし、撮影モードを「夜景」に切り替えよう。

この状態でHUAWEI P30を夜景に向け、画面中央下段のシャッターボタンをタップすれば、夜景モードで撮影されるが、このとき、約5秒間端末を動かさないように注意する。シャッターボタンの周囲をカウンターが動くので、そのままの状態で被写体を捉えておくと、夜景モードで写真が撮影される。

夜景モードは約5秒間動かさずに撮影する

撮り方だけを読むと、デジタルカメラの長時間露光のような使い方に見えるが、夜景モードの場合、約5秒間、被写体を捉えていても光源が流れるように撮影されるわけではなく、被写体が少し動いていても静止した状態で撮影される。約5秒間の撮影によって、画角内全体の光が取り込まれ、全体的に明るく撮影されるしくみだ。これからのシーズンは旅行などで出かける機会が増えるが、夜景を見かけたら、ぜひ、撮影モードを「夜景」に切り替えて、今までと違う「一枚」を取ってみて欲しい。

「夜景」モードでの作例

使いこなし:その4「Phone Cloneでデータ移行も簡単」

カメラ機能の注目度が高いHUAWEI P30だが、いざ乗り換えるとなると、データの移行などが面倒だ。かつてのケータイ時代に比べ、クラウドサービスが中心となったスマートフォンは、比較的データの移行がしやすくなったと言われる。

たとえば、Androidスマートフォンの場合、旧端末で利用してきたGoogleアカウントを新しい端末に設定すれば、GmailやマップなどのアプリはどのAndroidスマートフォンにも搭載されているので、そのまま使いはじめることができる。なかでもGmailは仕事でもプライベートでも欠かせない存在なので、Googleアカウントを設定するだけで使えるのは、非常にありがたい。ちなみに、Gmailでは連絡先などの情報も引き継ぐことができるが、プラットフォームが異なるときは、別の方法で移行を考える必要がある。

写真などについてはGoogleフォトやOneDriveなど、さまざまなプラットフォームで利用できるクラウドサービスを利用していれば、撮った写真を次々とバックアップしてくれるため、新端末に移行しても端末間のデータ移行はせず、基本的にクラウドサービスに任せるというユーザーもいる。とはいえ、やはり家族や友だちとの大切な写真などは新しい端末にも転送しておきたいもの。

データ移行に便利な「Phone Clone」

こうした状況に対し、ファーウェイでは「Phone Clone」と呼ばれるアプリを提供することで、さまざまなデータを移行しやすくしている。旧端末と新端末の組み合わせによって、移行できるデータに違いがあるが、連絡先や写真、ビデオなどはどのプラットフォーム間、機種間でも移行することが可能だ。

データ移行の手順は簡単で、まずは新端末と旧端末の両方に「Phone Clone」のアプリをインストールする。HUAWEI P30は出荷時にインストールされているので、ホーム画面から下方向にスワイプし、検索ボックスに「ph」と入力すれば、お勧めに「Phone Clone」が表示されるので、これをタップして、起動する。

旧端末がファーウェイ製端末のときは、同じようにプリインストールされているので、すぐに起動できるはずだが、他のAndroidスマートフォンのときはGoogle Playストアで「Phone Clone」を検索して、インストールする。iPhoneについてはAppStoreで「Phone Clone」が公開されているので、これをダウンロードして、インストールしておこう。

データ移行の流れとしては、新旧それぞれの端末で、「Phone Clone」を起動し、移行先のHUAWEI P30では「この端末は新しい端末です」をタップし、移行元の端末では「この端末は古い端末です」をタップする。移行元の端末で「端末データコピー」の画面が表示されるので、「新しい端末を接続」をタップして、待機状態にする。

次に、新しい端末のHUAWEI P30の「Phone Clone」で「この端末は新しい端末です」をタップすると、古い端末のOSを選ぶメニューが表示されるので、「Android端末」と「iOS端末」のいずれかをタップする。HUAWEI P30の設定が切り替わり、「古い端末に接続」の画面上に「古い端末でWi-Fiに接続」という項目が表示されるので、古い端末のWi-Fi接続画面を表示し、新しい端末の画面に表示されているWi-Fiアクセスポイント名とパスワードを入力し、接続する。機種によってはQRコードが表示され、そのQRコードを読み取るだけで接続に必要な情報が設定される。

接続が完了すると、古い端末では移行できるデータの容量が表示され、新しい端末には接続済みである旨の画面が表示される。この状態で、古い端末で「移行」ボタンをタップすれば、あとはWi-Fi経由でデータが移行される。ちなみに、今回はiOSからの移行を試したが、連絡先、写真、ビデオ、カレンダーのデータを移行することができた。

これまでスマートフォンのデータ移行は難しいという印象だったが、HUAWEI P30をはじめとするファーウェイ製端末は、独自の「Phone Clone」という環境によって、かなり移行がしやすくなっている印象だ。移行ユーザーはぜひ一度、試してみることをおすすめしたい。

使いこなし:その5「使いやすく、カスタマイズしよう」

Androidスマートフォンはいずれも共通のAndroidプラットフォームを採用しているが、細かいところの使い勝手は機種ごとに少しずつ異なる。ファーウェイ製端末は従来から「EMUI」と呼ばれる独自のユーザーインターフェイスを採用しており、バージョンを追うごとに使いやすさに磨きをかけてきている。そのままでも使いやすいユーザーインターフェイスだが、他機種から移行したユーザーのニーズにも応えられるように、カスタマイズをできるようにしている。ごく基本的な項目をカスタマイズしてみよう。

ファーウェイ独自のユーザーインターフェイス「EMUI」

まず、基本的な操作についてだが、HUAWEI P30では従来のAndroidプラットフォーム標準の3つボタン([戻る][ホーム][履歴])を表示するスタイルではなく、「ジェスチャー」と呼ばれる設定が出荷時設定となっている。ジェスチャーは3つのボタンが表示されないため、画面を広く利用できる半面、最初はジェスチャー操作に慣れないこともある。一般的な3つのボタンの操作に戻したいときは、設定画面の[システム]-[システムナビゲーション]で「3つのキーによるナビゲーション」を選ぶ。

「3つのキーによるナビゲーション」を選んだとき、下に表示される「設定」を選ぶと、3つのキーの配列を変更したり、通知パネルをすぐに表示するアイコンを追加することもできる。3つのキーを表示しながら、画面を広く使いたいときは、「ナビゲーションキーを非表示」をONに切り替えれば、画面下端から上方向にスワイプしたときだけ、3つのキーが表示されるようになる。ちなみに、この3つのキーの内、いずれかとアプリを起動中に履歴キーを長押しすると、画面分割モードに移行でき、複数のアプリを画面の上下に表示することができる。動画を見ながら、メールを表示するなど、大画面を活かした使い方ができるので、ぜひ、覚えておきたい。

ナビゲーションは好みに応じて変更できる

「3つのキーによるナビゲーション」を選ぶと3つのキーが表示されるようになる

次に、ホーム画面のスタイルも変更できる。従来のAndroidスマートフォンではインストールされているアプリをアプリ一覧ボタンなどから表示し、よく使うアプリはホーム画面にショートカットを設定するスタイルが一般的だったが、ファーウェイ製端末のEMUIではインストールされているすべてのアプリがホーム画面に表示されるスタイルを採用している。もし、従来のようなボタンからアプリ一覧を表示するスタイルで使いたいときは、設定画面で[ホーム画面と壁紙]-[ホーム画面のスタイル]で「ドロワー」を選択すれば、ホーム画面の中央下にボタンが追加され、アプリ一覧が表示できるようになる。

ホーム画面も好みに応じてカスタマイズできる

「ドロワー」を選択すると画面下にボタンが追加される

そしてアプリ一覧が表示できるようになる

また、ホーム画面に表示されるアイコンは、4個×6行が出荷設定となっているが、[ホーム画面と壁紙]-[ホーム画面設定]-[配置]で、「5×5」や「5×6」を選んで、設定を切り替えることができる。「配置を固定」をONに切り替えれば、レイアウトを固定化することもできる。ちなみに、[ホーム画面と壁紙]では壁紙を変更したり、ホーム画面のテーマを切り替えることもできる。

HUAWEI P30は画面サイズが広いため、視認性に優れているが、人によっては指が届かず、ちょっと操作が不安に感じるかもしれない。そのようなときは「ワンハンドモード」を活用したい。設定画面の[スマートアシスト]-[ワンハンドモード]がONに設定されていることを確認したうえで、前述の3つのキーのナビゲーションを有効にしているときはその部分を左右にスワイプ、3つのキーのナビゲーションを無効にしているときは画面の左右下の角から斜めにスワイプすることで、画面を縮小表示に切り替えることができる。

操作性も好みに応じてカスタマイズできる

「ワンハンドモード」をONにする

画面の左右下の角から斜めにスワイプすることで、画面を縮小表示に切り替えることができる

その他にもキーボードを左右に寄せて表示したり、シニア向けには全体的に表示が大きくなり、フォントサイズも変更される「簡易モード」(シンプルモード)が選べるなど、ユーザーの好みに合わせて、さまざまな設定ができる。基本的には設定画面から各項目を選ぶと設定できるので、ぜひ、自分にフィットする設定を見つけていただきたい。

ミドルレンジでもトリプルカメラを搭載!! HUAWEI P30 lite

HUAWEI Pシリーズの“lite”モデル「HUAWEI P30 lite」も発売中。ミドルレンジの位置づけながら、背面には約2400万画素の広角カメラ、800万画素の広角カメラ、200万画素の被写界深度測定用のカメラを組み合わせたトリプルカメラを搭載する。カラーは、ミッドナイトブラック、パールホワイト、ピーコックブルーがラインナップされている。

HUAWEI P30、HUAWEI P30 liteは、ファーウェイ・オンラインストアのほか、ビックカメラ、ヨドバシカメラ、上新電機など一部の家電量販店やECサイト、IIJmio、イオンモバイル、エキサイトモバイル 、NifMoなどのMVNOで購入できる。