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アップル、4インチに最新機能を詰め込んだ「iPhone SE」

3月31日発売、価格は5万2800円~

 アップルは3月21日(日本時間3月22日午前2時)、iPhoneやiPadの新製品、iOSやtvOSのアップデートなどを発表した。

 iPhoneの新モデルとして、コンパクトな4インチの「iPhone SE」がラインアップに加わる。2013年発売のiPhone 5sとほぼ同じサイズ・デザインのモデルだが、プロセッサーなど最新のiPhone 6s/6s Plusと同等のものになった。

 日本を含む各国で3月24日より予約受付を開始し、3月31日より発売する。日本のアップルストアでのSIMロックフリー版の価格は、16GBモデルが52800円、64GBモデルが64800円。

iPhone 5sと同等のサイズ

 iPhone SEの基本デザインはiPhone 5sとほぼ同じで、サイズは123.8×58.6×7.6mm、重さは113g。iPhone 5sよりも1g重たくなっているが、それ以外のサイズは同等。アップルのオンラインストアでは、サードパーティ製を含むiPhone 5s/5向けのジャケットケース製品が、そのままiPhone SEにも互換性があるものとして紹介されている。

 iPhone 6s/6s Plus同様にシルバー、スペースグレイ、ゴールド、ローズゴールドの4色で展開するが、ストレージ容量は16GBと64GBのみで128GBモデルはラインナップされない。

主なスペック

 ディスプレイは1136×640ドット、4インチで、iPhone 5sと同じ。iPhone 6以降ではコントラスト比が1300:1以上になっているが、iPhone SEは800:1で、デュアルドメインピクセルも採用されていない。また、iPhone 6s/6s Plusで採用された感圧ディスプレイ「3D Touch」も搭載していない。

 プロセッサーはiPhone 6s/6s Plusと同じA9チップで、M9モーションコプロセッサも組み込まれている。ただしiPhone 6以降で採用されている気圧計を内蔵しない。

 通信機能としては、VoLTEやTD-LTE、NFC(Apple Pay)に対応するなど、iPhone 6s/6s Plusとほぼ同等になっている。ただしキャリアアグリゲーション(CA)には非対応。LTEの対応帯域別に、アメリカなど一部キャリア向けの「A1662」、全世界向けの「A1723(GSM)」と「A1723(CDMA)」、中国向けの「A1724」の4種類がラインナップされる。日本ではNTTドコモ、KDDI、ソフトバンクが全世界向けモデルの対応ネットワークとして案内されている。全世界向けiPhone SEでは、iPhone 6sなどでサポートされていた一部バンド(日本では使われていないバンド13/27/29)が非対応となっている。

 iPhone 6s/6s Plusと同等の12メガピクセルカメラを搭載し、Live PhotosやFocus Pixels、4K動画撮影といった機能にも対応する。

 ボタン類やインターフェイスも従来のiPhoneシリーズを踏襲していて、正面に指紋センサ「Touch ID」内蔵のホームボタン、左側面に音量ボタンとサウンドスイッチ、上端に電源キーを搭載。下端にLightningコネクタと3.5mmヘッドホン端子がある。Touch IDはiPhone 6s/6s Plusで搭載された第2世代のものではない。

 バッテリーの容量などは公表されていないが、カタログスペック上の実使用時間は、各機能でiPhone 6/6sと同等もしくは上回り、iPhone 5sよりも25〜50%ほど長時間になっている。

 アップルの発表会では4インチiPhoneの新モデルをラインアップへ追加したことについて、2015年に3000万台の4インチiPhoneが販売されたこと、小さなiPhoneを好む人がいること、初めてのiPhoneとして4インチモデルを選ぶ人が多く、とくに中国では半分以上が4インチを選んでいることを紹介している。

白根 雅彦