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病院で携帯電話を安全に使えるように、医療機関での電波管理方法の検討を開始
(2015/9/11 17:26)
病院など医療機関での携帯電話・スマートフォンの適正利用を促進するための検討を、有識者やメーカー、通信会社、関係省庁などが参画する電波環境協議会が開始する。
2014年8月に示された、医療機関での携帯電話についての新指針では、第2世代の携帯電話サービスの終了や医療機器の電磁波に対する耐性が向上したことなどをうけ、手術室などの一部のエリアを除いて、携帯電話・スマートフォンでの通信を認めている。
この指針を策定した電波環境協議会では、医師や看護師などの医療従事者と、患者ら利用者の双方に対する携帯電話・スマートフォンの利用が増加することを見込む一方で、病院内での電波環境の管理が適正になされていない場合の医療機器への影響を懸念している。
14日より新たに設置される「医療機関における電波利用推進部会」では、有識者、業界各社、総務省、厚生労働省らが参加し、医療機関での適正な電波利用を促すために、電波環境の改善策、電波管理体制の整備策、医療ICTシステムの導入推進方策の検討を行う。
検討の結果は、2016年3月頃を目途として、報告書の形式で公表される。医療機関向けには、適正な電波利用を実現するための手引きとしてまとめ、周知される予定。