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新社会人とバブル世代、スマホの使い方に違いはある?
(2013/7/9 16:09)
ネット広告代理店事業を展開するアイレップは、2013年春から働き始めた新社会人と、いわゆるバブル景気の時期に社会人となった人を対象に、スマートフォンの利用スタイルを聞いた、アンケート調査の結果を発表した。どちらの世代でもスマートフォンが必需品になっている一方、利用スタイルで異なる部分があることが示された。
今回の調査は、6月8日~20日、2013年3月に大学や高校などを卒業して定職に就いている新社会人300人、1988年~1990年に卒業して定職に就いているバブル世代の社会人300人、計600人を対象に実施された。
利用頻度はどちらも高い
まずスマートフォンの利用頻度では、どちらの世代も9割以上がスマートフォン経由でネットを利用すると回答し、さらに約25%が「職場のトイレ」でもスマートフォンを利用する、としている。
プライベートの時間での利用を見ると、病院などでの待ち時間や、公共交通機関での移動時間などで、両世代ともにスマートフォンを利用している。
ただし、入浴中やデート中の利用は、新社会人が約10%となる一方、バブル世代は3%前後となり、違いが出る形となった。
コミュニケーションサービスでの利用に違い
スマートフォンの用途として、1日1回、スマートフォンから利用するサービスを尋ねる設問では、世代ごとに利用するサービスの違いが浮き彫りになった。
たとえば「検索エンジン」は、世代間の違いはあまりなく、同程度の利用傾向となった。一方、違いが出たのは「メール」や「無料通話・チャットアプリ」「ソーシャルネットワークサービス」「ニュースポータルサイト」といったサービスだ。
バブル世代のほうが利用しているのは「メール」「ニュースポータルサイト」で、新社会人のほうが利用しているのは「無料通話・チャットアプリ」や「ソーシャルネットワークサービス」となる。各サービスの利用率は以下の通り。
サービス | 新社会人 | バブル世代 |
---|---|---|
メール | 66.0% | 79.7% |
無料通話・チャットアプリ | 44.7% | 25.3% |
ソーシャルネットワークサービス | 53.3% | 27.7% |
ニュースポータルサイト | 27.7% | 41.3% |
世代ごとの人気アプリ
ソーシャルサービスや無料通話アプリ、ゲームアプリについては、「過去2カ月でアクセスしたサービスはどれか」という設問で、人気サービスの傾向がわかる。
ソーシャルメディアについては、新社会人での人気はTwitter、Facebook、mixi、Google+の順。一方、バブル世代はFacebook、Twitter、mixi、Google+の順だが、上位3つのサービスについては、いずれも新社会人のほうが利用率が高い。
無料通話サービスは、どちらの世代も“LINE一強”という結果。LINEの利用率は、新社会人が67.3%、バブル世代が45.3%だった。
ゲームアプリ/サービスについては、新社会人が「パズドラ」(14.7%)、「mobage」(12.3%)、「LINE POP」(8.7%)、「GREE」(7.7%)という順。一方、バブル世代は「LINE POP」(9.7%)、「GREE」(7.0%)、「mobage」(5.7%)、「パズドラ」(4.0%)となった。
このほか同調査では、スマートフォン経由でのショッピングの利用傾向も明らかにされている。