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スマホと連携するウェアラブルカメラ「HX-A100」

スマホと連携するウェアラブルカメラ「HX-A100」

 パナソニックのコンシューマーマーケティング ジャパン本部は、耳かけ式でカメラを手に持つことなく利用できるウェアラブルカメラ「HX-A100」を5月1日に発売する。オープンプライスで、店頭価格は3万円前後。貸出キャンペーンやモニター販売も実施される。

 「HX-A100」は、カメラ部と本体部がケーブルで繋がっている二体方構造のウェアラブルカメラ。Wi-Fi(IEEE802.11b/g/n)に対応し、スマートフォンで撮影映像を確認したり、Ustreamを使ったライブ配信なども行える。Ustreamでライブ配信しながら、動画をフルハイビジョン録画も行える。

 パナソニック製のデジタルカメラやビデオカメラを遠隔操作できるスマートフォン向けアプリ「Panasonic Image App」に対応する。スマートフォンで撮影映像を確認しながらリモート操作で撮影が行え、撮影した動画をSNSなどにもそのままアップロードできる。iOS版とAndroid版が用意されている。

 撮影動画サイズは通常撮影モードで最大1920×1080ドット/60pとなり、転送レートは最大で28Mbpsとなる。スローモーションモードも用意され、848×480サイズで、秒間240フレーム(240fps)の高速撮影も行える。動画の記録方式はMPEG-4 AVC(MP4形式)で、圧縮方式はMPEG-4 AVCとなる。

 カメラは有効画素数280万画素の裏面照射型となる。撮像素子は、1/4.1インチのMOS固体撮像素子を採用する。画角はワイドモードで約160度、スタンダードモード(ブレ補正オン)で約104度となる。レンズの明るさの指標となるF値はF2.5となる。

 固定焦点式のいわゆるパンフォーカスカメラとなり、オートフォーカス機能は用意されていない。最短撮影距離は30cmとなる。シャッター速度は1/30~1/12000秒。最低被写体照度は6ルクスで、ナイトビューモード(カラー)は1ルクス。

 防水防塵クラスはIP58で、保証水深は1.5mとなる。電子式のブレ補正機能が用意されているほか、傾き補正機能もある。内蔵マイクのウィンドノイズを抑える「風音低減モード」なども利用できる。

 記録メディアは最大32GBのmicroSDHCカードに対応する。スローモーション撮影時はスピードクラスがClass6以上のメモリカードが必要になる。本体にはmicroUSB端子が用意され、充電やカードリーダー機能が利用できる。

大きさはカメラ部が26×26.5×66mmで、本体が59.5×94×25mm。重さはカメラ部が約30gで、本体が約117g。カメラと本体間のケーブル脱着できない。撮影可能時間は約140分。ボディカラーは、ブラックとオレンジの2種類。

 なお、パッケージにはアームバンドケースや延長バンド、イヤーフックなどが含まれる。このほか別売りのアクセサリーとして、ヘルメットやゴーグル、バックパックなどに取り付けられるマルチマウントも用意されている。価格は3150円。

 パナソニックでは、3月13日~6月3日にかけて、会員サイト「Club panasonic」において貸出キャンペーンを実施する。また、通販サイト「PanaSense」では、3月13日~4月2日かけて、モニター販売を実施する。こちらでは本体部がオリジナル迷彩色のモデルも販売される。

津田 啓夢