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ドコモの「復旧エリアマップ」情報をGoogleに提供

ドコモの「復旧エリアマップ」情報をGoogleに提供

 NTTドコモは、大規模な災害が発生した際、携帯電話を利用できるエリア、できないエリアを示す「復旧エリアマップ」の情報を、3月下旬より、Googleに対して提供すると発表した。Googleの災害関連情報サービス「クライシスレスポンス」で、ドコモのサービスエリアを確認できるようになる。

 「復旧エリアマップ」は、2011年3月の東日本大震災で初めて提供された、サービスエリア情報。通常のエリアマップと比べ、利用できない場所をわかりやすく示していることが特徴で、災害の影響を受けて通話・通信できないエリアを確認しやすい。無料充電スポットなどの情報もあわせて掲載されている。

 3月下旬以降、ドコモでは、こうした復旧エリアマップの情報をGoogleへ提供する。災害時に提供されるGoogleの「クライシスレスポンス」からでも復旧エリアマップの情報をチェックできるようになる。

震災復興活動のNPOを支援も

 またドコモでは、東日本大震災の被災者を支援したり、被災地の復興活動に携わるNPOなどの市民団体(11団体)に対して、総額2500万円の助成を行う。

 助成は、復興活動の促進を目指したもので、市民団体の活動資金の一部となる。助成を受ける団体は、宮城県で6団体、岩手県で3団体、福島県で2団体となっており、いずれもタブレットやモバイルデータ通信などを活用する取り組みを展開している。

関口 聖