iPhone 5発表、アップルがタッチ&トライ開催
iPhone 5 |
アップルは、日本時間9月13日未明に米国で開催された新製品発表会の国内メディア向けプレビューを開催、「iPhone 5」や「iPod touch」、「iPod nano」などのタッチ&トライの場を提供した。
■主な仕様
「iPhone 5」の発表内容の詳細については、本誌掲載記事『アップルが「iPhone 5」発表、日本で9月21日発売』を確認いただきたい。端末は、最新OSとなる「iOS 6」を搭載し、ディスプレイは4インチ、1136×640ドットのRetinaディスプレイを装備、CPUは「A6」チップを採用する。
カメラはiPhone 4Sと同様に800万画素の裏面照射型CMOSとなるが、新たにパノラマ撮影機能を搭載する。
16GB版、32GB版、64GB版をラインナップする。大きさは58.6×123.8×7.6mmで、重さは112g。ディスプレイの大型化やCPUの高速化の一方で、薄型化と軽量化を実現している。アルミ削りだしのボディを採用し、カラーはブラックとホワイトの2種類。
タッチ&トライでは一通りの機能が体験できた。「A6」チップの効果か、Safariやカメラといった利用者が頻繁に使うと思われる機能のきびきびとした動作が目立った。iPhone 4Sにも搭載されているHDR撮影などを利用しても、ほぼ待つこともなく処理される。また、パノラマ撮影といった新機能も作成されるまでに時間はかからない印象だ。その一方で、Siriなどは混雑した発表会場ということもあってか、うまく認識されないこともあった。
■LTEに対応、新コネクタ採用
通信方式としては新たにLTE方式をサポートしている。また、Wi-FiはIEEE802.11 b/g/a/nに対応し、IEEE802.11 nについては、2.4GHzのほかに5GHz帯をサポートしている。iOS 6より、テレビ電話機能「FaceTime」がモバイルネットワークでも利用できるようになる。
外部接続端子は従来のDockコネクタから、小型した「Lightning」コネクタに変更される。表裏を気にすることなく挿せるリバーシブルタイプで、従来のDockコネクタとの変換アダプタなども用意される。また、SIMカードはmicroSIMカードよりもさらに小さい「nanoSIM」が採用される。
連続通話時間およびネット利用時間は最大8時間、Wi-Fi利用時に10時間となり、連続待受時間は約225時間。
■21日に発売
日本では、9月21日に発売予定で、予約は9月14日より受け付ける。アップル側より、KDDI(au)とソフトバンクからの発売がアナウンスされており、価格についてはauとソフトバンクから別途案内される。
なお、auとソフトバンクからは14日16時より予約を受け付ける旨が発表された。サービス内容やその料金、端末価格などの詳細については未だ明らかにされていない。
今回のタッチ&トライではKDDIとソフトバンク版の端末が存在した。ソフトバンク版は、KDDI版に用意されていたテザリングの項目はないが、サービスの詳細について公式な案内は現時点ではない。
■iPod touchと
このほか、iPod touchは、iOS 6を搭載。CPUはiPhone 4Sの「A5」チップを採用する。シリーズ初のiSightカメラを装備しており、ボディ背面に専用のストラップ「iPod touch loop」が装着できる。大きさは58.6×123.4×6.1mmで、重さは88g。ボディカラーは、ブラック、ホワイト、ブルー、イエロー、ピンクの5色と、iPod touch初の多色展開となっている。
iPod nanoは、2.5インチディスプレイを搭載したポータブルメディアプレーヤー。nanoシリーズとしては初のBluetooth対応モデルとなる。写真の閲覧や歩数計のほか、Nike+もプリセットされる。大きさは39.6×76.5×5.4mm、重さは31g。
■写真で見るiPhone 5
■Lightningコネクタ、Dockコネクタ変換アダプタ
■写真で見るiPod touch
■写真で見るipod nano
2012/9/13 15:02