KDDI組織変更、コンシューマ部門を統合

　KDDIは、4月1日付けの組織変更および人事異動について発表した。

　4月1日より、新たに「グループ戦略統括本部」が新設され、その配下に「経営企画室」と「経営戦略本部」、「新規ビジネス推進本部」（「コンテンツ・メディア本部」から改称）が置かれる。グループ戦略統括本部の本部長には、KDDIの取締役 執行役員常務の高橋誠氏が就任する予定。高橋氏は、現在のコンシューマ商品統括本部長。

　また、「コンシューマ商品統括本部」「コンシューマ事業統括本部」「コンシューマ営業統括本部」が統合・再編され、新たに「コンシューマ事業本部」となる。この配下に、「コンシューマ事業企画本部」「カスタマーサービス本部」「コンシューマ営業企画本部」「コンシューマー営業本部」「サービス・プロダクト企画本部」、「ケーブルプラス推進本部」（「ケーブル事業推進室」から改称）が置かれる。

　「コンシューマ事業本部」の担当者には、KDDI取締役 執行役員常務の田中孝司氏が就任する。コンシューマ事業本部の本部長は、現在のコンシューマ営業統括本部長である湯浅英雄氏が就く予定。

　なお、田中氏は現在、KDDIから出向する形で、UQコミュニケーションズの代表取締役社長を務めており、今春の人事において、これまでのソリューション事業部門担当 兼 UQコミュニケーションズ出向の立場から、ソリューション事業本部／コンシューマ事業本部／商品開発統括本部／グループ戦略統括本部 グループ財務・関連事業本部／UQコミュニケーションズ出向となる。

　組織体制の変更に伴い、これまでauの携帯電話発表会などで登壇していた高橋誠氏は、携帯電話の端末担当から離れ、経営戦略とコンテンツの担当となる。田中氏は、UQとこれまでのソリューション事業に加え、携帯・固定のコンシューマ部門、そしてコンシューマ関連技術部門（商品開発統括本部）を担当することになる。