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「au VoLTE」対応、5.5インチWQHD画面の「isai VL LGV31」

 「isai VL LGV31」は、「au VoLTE」に対応するLG Electronics製のAndroidスマートフォン。2014年12月初旬に発売される。価格は未定。

 端末の発売と同時にサービスが開始される「au VoLTE」に対応するのが最大の特徴。多くの特徴は前モデルにあたる「isai FL LGL24」から踏襲するが、「au VoLTE」対応にともなって、日本国内では3Gに非対応となっている。海外では3Gに対応する。LTEの通信速度制限がかかった場合でも、「au VoLTE」の通話には影響はないとしている。

「isai VL LGV31」 ブラック

 このほか、それまで閲覧していたWebサイトや動画を表示したまま、VoLTE通話ができる機能を新たに備える。この機能は「シンクコール」といって、auのスマートフォンに今後提供され、機能面の拡張も予定されている。たとえば、自分が閲覧中のWebサイトの画面を、相手にリアルタイムに表示できるできたり、お互いの現在地を示した地図や、画像への手書き文字、視聴中の動画などを相手の画面に表示できるようになる。機能拡張の時期は未定。

 スペック等の、前モデルからの差分は、メモリが3GBに強化された点。ディスプレイは約5.5インチ、2560×1440ドット(WQHD)のAH-IPS液晶ディスプレイ、バッテリーは大容量の3000mAhを搭載している。このあたりのスペックは前モデルと同じ。

 isaiシリーズならではの独自機能として、前モデルから引き続き「isaiモーション」にも対応する。これは、端末を振ると現在地付近の関連情報を得られたり、アプリのアクションを行えるというもの。また、画面の“タップする場所”と“順番”、“回数”を記憶させて、その通りにアクションするとロック解除できる「ノックコード」も引き続き搭載している。

「isai VL LGV31」 アクア
「isai VL LGV31」 ピンクゴールド

 外観デザインの特徴は、大画面でありながら持ちやすい、背面のラウンドフォルム。背面には、音量調節用の物理キーを備える。前モデルのビビットな印象を一新させるカラーリングも特徴。ブラック、アクア、ピンクゴールドの3色でそれぞれが落ち着いた色味に一新された。これにより幅広い年齢層に受け入れられやすい印象だ。側面は、光沢のある金属製でラグジュアリーな質感。アクアとピンクゴールドは、ツヤのあるパール感を演出しているが、ブラックは、背面がマットでクールな印象に仕上がっている。手に持ったときのグリップ感も増している。

 裏蓋を取り外して、SIMカードのスロットを引き出す仕様。バッテリーは取り外せない。microSDカードは、上部のキャップの蓋を外して出し入れする。

 isaiを紹介するブースでは、Android Wearを搭載したスマートウォッチ「G Watch R」の展示も見られた。本誌では、別記事で紹介している。

主な仕様

 OSはAndroid 4.4を搭載する。チップセットは「Snapdragon 801」(MSM8974AC)で、2.5GHz駆動のクアッドコア。メモリは3GBで、ストレージは32GB。最大128GBまでのmicroSDXCカードを利用できる。メインカメラは約1320万画素、インカメラは約130万画素。

 通信速度は下り最大150Mbps。au VoLTE、キャリアアグリゲーション、WiMAX 2+をサポート。グローバルパスポートではLTE、GSM、GPRS、UMTSを利用可能。国内外ともにCDMAには対応しない。Wi-FiはIEEE802.11a/b/g/n/acで、テザリングの同時接続は最大8台。

 おサイフケータイ、NFC、ワンセグの視聴・録画、フルセグの視聴に対応。赤外線通信、Bluetooth 4.0をサポートする。IPX5/7の防水、IP6Xの防塵に対応。QuickCharge 2.0を利用できる。バッテリー容量は3000mAh。連続待受時間は約580時間、連続通話時間は約1300分。SIMカードサイズはnanoSIM。ストラップホールはなし。

 大きさは約145×76×10.5mmで、重さは約154g。ボディカラーはブラック、アクア、ピンクゴールドの3色。

太田 亮三

川崎 絵美