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ドコモの「d払い」アプリに「ドコモ口座」機能、名称は「d払い残高」に

 NTTドコモは、10月25日に「d払いアプリ」へ「ドコモ口座」の機能を統合する。あわせて、「ドコモ口座」という名称は「d払い残高」へ変更される。「ドコモ口座」のアプリ、サイトの提供は終了する。

 「ドコモ口座」は、2011年より提供されてきた機能。当初は、電話番号を使いユーザー同士で送金できるサービスとしてフィーチャーフォン、スマートフォンのどちらでも使えるものとして登場した。

 一方、「d払い」はいわゆるコード決済が主な機能として提供されている。

d払い

 統合にあたりドコモ口座に入金していた分は引き続き「d払い」で使える。また携帯料金充当機能(ドコモ口座残高を1円単位で翌月の料金支払に使える機能)が「d払い」へ移管される。

 その一方で、ドコモ口座の一部機能が終了するほか、ユーザーによってはドコモ口座残高を使い切る必要がある。

終了するドコモ口座の機能

 ドコモ口座で終了する機能は「Visaプリペイド」「電話料金合算による送金」「iモードでのドコモ口座の利用」の3つ。いずれも10月25日に終了するが、その時間は、Visaプリペイドと送金が0時、iモードでの利用が10時となる。

 Visaプリペイドの終了では、定額バックプラン特典のキャッシュバックが2021年10月利用分までが対象となる。

 電話料金合算の送金については、ドコモ口座の機能としては終了するが、d払い残高からの送金は利用できる。

ドコモ口座残高はどうなる?

 終了以降もドコモ口座の残高は消滅しないが、たとえばVisaプリペイドや料金合算による送金だけを使っていたユーザーにはできるだけ使い切るよう案内される。

 ただし「ドコモ口座」利用時のdアカウントを用いて「d払い」アプリへログインすれば、10月25日以降も利用できる。

 なお、iモードプランのユーザーについては、所定の方法で返金される。この際、手数料はかからない。

 ドコモ口座に残高が残ったままで回線契約を解約すると、返金手数料550円が別途かかる。