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LG、携帯電話事業から撤退

 韓国のLGエレクトロニクスは、グローバルで携帯電話事業を終了させると発表した。携帯電話の製造・販売から撤退することでEV、IoT、B2Bソリューションなどの成長分野に注力できるようになるとしている。

 同社の取締役会で、5日未明、モバイル事業部の閉鎖が決まった。LG韓国語版のリリースでは、内部リソースを効率化し、競争上、優位性を確保できるコア事業に注力すると説明。

 現在の在庫は引き続き販売される。地域によって期間が異なるものの、サポートやソフトウェアアップデートも提供されるという。LGの家電と連動するThinQアプリは継続して利用できる。

 また今後、5Gの次の「6G」とも呼ばれる次世代通信関連技術や、カメラ、ソフトウェアは開発が続けられる。これは次世代テレビ、家電、電装部品、ロボットなどにも求められるためだという。またワイヤレススピーカーなども今後継続される。

 5月末まで端末を生産し、携帯電話事業の撤退は7月31日までに完了する予定。

【追記 2021/04/05 14:14】
 LG日本法人のWebサイトにも携帯電話事業の終了について案内が掲出された。今後のサポート方針についても、FAQで案内されており、Android 11やAndroid 12へのバージョンアップが選ばれた製品に提供される予定という。