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UQ、auの5Gが使える「WiMAX +5G」4月8日スタート

料金とルーターも発表、UQの2.5GHz帯は5Gへ転用

 UQコミュニケーションズは、4月8日に新たな通信サービス「WiMAX +5G」の提供を開始する。同社が提供するモバイルブロードバンドサービス「WiMAX 2+」に加えて、auの4G LTE、そして新たにauの5Gサービスに対応する。 あわせて料金や新機種のモバイルルーターも発表されており、詳細は別記事でご紹介する。

WiMAX +5G

 WiMAX +5Gでは、auのエリアのうち、一部の周波数帯を無料で使える。現時点では、無料で使える(スタンダードモード)帯域はバンド41(2.5GHz)、バンド1(2GHz帯)、バンド3(1.7GHz帯)、5G用のN78(3.7GHz帯)となる。有料サービスのプラスエリアモードであればさらにバンド18(800MHz帯)も使える。

WiMAX向け周波数の一部を5Gへ

 また2022年秋から、一部地域で、「WiMAX 2+」の周波数を5Gに切り替えていく。UQでは2.5GHz帯(バンド41)のうち、10MHz幅、20MHz幅×2、あわせて50MHz幅で通信サービスを提供している。現在のUQ WiMAX 2+の最大通信速度は440Mbpsで、20MHz幅×2のキャリアアグリゲーションによって実現されている。

 5Gへの転用は、10MHz幅と、キャリアアグリゲーションで使っていた一部(20MHz幅)、あわせて30MHz幅となる。このためWiMAX 2+側の通信速度は、2022年秋以降、順次、最大220Mbpsになる。

既存ユーザーは移行手数料を無料に

 UQでは、「WiMAX 2+」対応ルーターを使うユーザーについては、「WiMAX +5G」へ切り替えられるよう契約移行手数料3300円(税込)を2021年5月から無料にする。

【お詫びと訂正 2021/03/31 14:17】
 記事初出時、10MHz幅、20MHz幅とすべきところ、単位の表記に誤りがございました。お詫びして訂正いたします。