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武田総務相「この機会にユーザー自身で料金プランを見直して」――携帯大手3社の新プラン開始をうけて

 武田良太総務大臣は、30日の閣議後記者会見で携帯電話料金に関し、ユーザー向けに「この機会に自身の料金プランを見直し、料金値下げの恩恵を実感してほしい」という考えを明らかにした。

 NTTドコモとKDDI、ソフトバンクの3社は、3月からオンライン専用の中容量料金プランを提供開始した。これについて武田総務相は「(総務省が)携帯料金の低廉化に向けて公正な競争環境の整備に取り組んできた結果、MNO4社が新しく低廉な料金プランの提供を順次開始しているのは承知している」とし、「ユーザーには、この機会に、是非料金プランを見直すことにより、恩恵を実感していただければ」とユーザーに呼びかけた。

 総務省の取り組みについては、2020年に策定したアクションプランに基づく取り組みを着実に進めているとコメント。

 「データ接続料につきましては三年で半額という当初の目標を一年前倒しで実現、またSIMロック解除やeSIMの推進などを乗り換え促進についても30日開催のタスクフォースで報告書案を取りまとめることになっている。引き続き公正な競争環境の整備にしっかりと取り組んでもらいたい」(武田総務相)とし、引き続き取り組む姿勢を見せた。